第55話
文字数 3,681文字
どれだけ走り続けたのか。
出口など見付からず、女は疲れもせず追って来ている。
体力の限界が夢の中にも存在するとは思ってもいなかった。
「ねぇ。そろそろ諦めたら?」
女の嘲笑う声が聞こえる。
「悪いが、俺は諦めが悪いんだ」
そんな事を言ってはみたが、打開策は見付からない。
「…っ!」
曲がった先が壁の事に驚き思わず足を止めてしまった。
後ろから巨大な影が近付く。
「捕まえた」
声に振り返ろうとした時だ。
―レオン!
懐かしい感じの声が聞こえたのとほぼ同時に、上空で閃光が走り、褐色の稲妻が女に向かって落ちた。
一瞬の出来事だ。
女は声も上げられず黒くなり、灰となって散った。
辺りが闇に覆われ、足元さえも見えない。
一体何が起きたのか。
前を見ると、小さな光が見えた。
足がその光に向かって動く。
近付いているのか、光から向かって来ているのか、数歩しか進んでいないのに光が強さを増して辺りを照らしだす。
光に手を伸ばすと、二つの手に掴まれた。
光の眩しさに目を閉じる。
「レオン…ねぇ…レオン!」
声にゆっくりと目を開ける。
見えたのは今にも泣きそうなアメリアとリマ。そして、安堵しているアルドの姿だった。
まるでそれは女神の救済だった。
アメリアに言われるがまま魔物の羽を切り落とし、死に際に何やら言っている女を無視して振り返った時に見たのは人並みの大きさに変わったリマだった。
その姿は精霊というよりも神聖な存在に見え、女神と呼ぶのが相応しいほどだ。
怪我の治療は出来ても、毒にかかった者を治す事は出来ない。
二人がレオンを助けようとしているのを見ているだけしか出来ないのが歯痒かった。
戦い続けるのも立派な事だと誰かに言われたが、言い方を変えれば〝戦う事しか出来ない〟という事だ。
魔法を使う事は出来ても、攻撃系などで、治療魔法は一切使えない。
本当は使う事が出来るのだろうが、治療魔法は色々と大変らしく、今まで治療をして来たアメリア達に比べればひよっこだろう。
アメリアとリマがレオンの体から出た淡い褐色の光の糸のような物を掴んで引きずり出し、それを放り投げると、それは塵となって消えた。
「レオン!」
声にレオンの方を見ると、レオンがゆっくりと目を開けて皆の方を見た。
「…っ」
何か言おうとしているのは解るが声が出ていない。
「大丈夫。少し休んだら声も出るようになるから」
アメリアが言ってレオンを抱き起す。
「気が付いて良かったです~」
安堵するリマの体が光り、元のサイズへと戻る。
「どうして1人で出歩いたのか、体力が回復したら聞かせて貰うからね?」
アメリアに言われたレオンが嫌そうな顔をしつつ頷く。
「何にせよ無事で良かった」
言ってレオンに歩み寄り、アメリアと代わってレオンに肩を貸して立ち上がらせる。
「歩くのが辛いならお姫様だっくお!」
最後まで言わぬ間に足を踏まれて変な声が出た。
「あはははは!」
アメリアが楽しそうに笑う。
踏まれた方は痛いのだが。
「さあ!一旦宿に戻るよ!」
「はーい♪」
言ってアメリアが歩き出し、返事をしたリマがアメリアの肩に座る。
その後を歩きながら、レオンを助ける為に手段を択ばなかった真剣なアメリアの表情を想い出していた。
きっとアメリアは自分の気持ちに気付いていない。
どうしてあんなに必死になったのか。
そして認めようとはしないだろう。
横目でレオンを見る。
『ホント…君が羨ましいよ』
宿に到着し、レオンの持っていた板を使って室内に入ると、アルドが荒々しくレオンをベッドに寝かせた。
「おい…」
少しは出るようになった声でレオンが言ってアルドを睨む。
「単独行動をして魔物に捕まったのをそれで赦してやるんだから感謝しろ」
言ってアルドが笑みを浮かべるが、雰囲気が全く穏やかではない。
レオンが顔を逸らし、ゆっくりと上体を起こす。
「もう少し寝てて」
アメリアが止めるも、レオンは「大丈夫だ」と言って聞かなかった。
「もう…」
呆れてアメリアが溜息を吐き、ベッドの隅に腰を下ろしてレオンを見る。
「お前の方は…もう大丈夫なのか?」
レオンの問いに、アメリアは「うん。今はもう何ともない。多分、元凶はヴィースフローだったんだと思う」と答えた。
「で!お前はどうしてあんなのに捕まったんだ?」
アルドが嫌味混じりに問う。
「…ただ怪我をした人間にしか見えなかった」
「怪我をしている女の人がいて、助けようとしたら毒針を刺された…と?」
アメリアの言葉にレオンが無言で頷く。
レオンはあまり表情が変わらないので勘違いされるが優しい男だ。
怪我人を無視する事は無いだろう。
「そうだとしても相手は魔物だぞ?人間とは気配が違うんだから解るだろ」
アルドの言う通りだが、アメリアは「ヴィースフローは特殊らしい」と言った。
それを聞いてアルドが「え?」と訊き返す。
「師匠の持っていた書物で読んだ事がある。ヴィースフローは蜂のような巣を作るんだけど、その時に特殊な液体で作るらしいの。その液体が蒸発して辺りに広がって、人間の姿を模した部分だけで行動している時は魔物だと悟られないようにするって。だから、レオンが魔物だって気付かなかったのもそのせいかもしれない」
「だとしても、女だからって油断したんだろ」
「お前と一緒にするな」
アルドの嫌味にレオンが珍しく嫌味で返す。
珍しい事に無言で2人が睨み合い、アメリアは溜息を吐いて2人の間に入り「そこまで!」と終わらせた。
「無事だったから良かったけど…心配したんだからね」
哀しくて俯いたアメリアに、レオンが申し訳なさそうに「悪かった」と謝る。
「本当に無事で良かったです」
言ってリマがレオンの肩に乗り首元に抱き付き、レオンがそっと頭を撫でる。
まるで子供が親に甘えているようだ。
「何か食べ物を買って来る」
そう言ってアルドが部屋から出ようとする。
「私も一緒に行こうか?」
アメリアの言葉にアルドは笑みを浮かべて「1人で大丈夫だよ」と返すも、アメリアにはどこかぎこちなく見えた。
アルドが部屋を出て行き、室内が静まり返る。
「やっぱり私も…」
言ってアメリアが立ち上がろうとすると、レオンに腕を掴まれた。
「あいつなら大丈夫だ」
「けど」
言ってレオンの方を見ると、真剣な面持ちでアメリアを見ていた。
腕を掴む手の力が少し強くなる。
まるでそれは[行くな]と言われているようで胸が苦しくなる。
「うん…」
小さく頷いてレオンの隣に座り直す。
「お前の感じている違和感の正体を調べに行ってこのざまだ。情けないな」
ふとレオンがそんな事を呟いた。
レオンがそんな事を言うなど珍しい。
「そんな事無い…。ごめんね」
「どうしてお前が謝るんだ」
「私が違和感の事を話さなかったらこんな事にならなかった」
アメリアがそう言うと、肩を掴まれ、強引にレオンの方を向かされ見上げると、レオンはそっと頭を撫でた。
「俺が勝手にした事だ。お前のせいではない。だから、これからも何かあれば言え。黙って1人で抱え込むな。俺は…お前を守ると約束したんだ。絶対にお前を…1人にはしない」
言ってレオンはアメリアを抱き締め、リマが「私も一緒です」と言ってアメリアの頬に触れる。
その温かさが嬉しく、胸が苦しくなる。
「ありがとう…。けど…無茶はしないでね?」
アメリアの言葉をレオンが鼻で笑い「お前もな」と優しく囁いた…。
1人外に出たアルドは、すっかり空気の澄んだ町中を歩きながら小さく溜息を吐いた。
あれだけ嫉妬を晒したのは初めてだ。
恐らくアメリアは嫉妬していた事に気付いてもいないだろう。
本当なら2人(リマがいるけれど)にしたくなどなかった。
アメリアが言っていた違和感かどうかは解らないが、何か変な感じはアルドもしていた。
もし調査に出たのが自分だったら、アメリアは心配してくれただろうか。
そんな事さえ考えてしまう。
レオンより先に出逢っていたら違っただろうかと…。
らしくない事ばかり考えてしまう自分が本当に情けなかった。
「はぁ…」
再び溜息を吐いてしまった時、近くから「お兄さん」と女の声がした。
声のした方を見ると、この町にしては派手な服を着た女が立っていた。
どうやら踊り子らしい。
「そこのお店で踊っているんだけど、見て行かない?」
正直今はそんな気分にはなれないが、1人で歩いているのも暇だ。
「良いね。サービスはしてくれるの?」
笑みを浮かべて女に歩み寄る。
「サービス?どんなのをお望み?」
甘い声で言いながら女が腕にしがみ付いて来る。
「そうだなぁ…。今夜の相手とか」
「ふふふ。良いわよ?高いけど大丈夫?」
そんなのどうでも良い。
少しでもこの汚い感情が抑えられるなら。
笑顔で感情を殺し、女と共に店に入る。
窓の無い暗い店内で、ランプの明かりだけが店内を照らしている。
女が離れて中央の舞台に上がると、先に来ていた客達が指笛をしたりして騒ぎ出す。
そんな光景を見ながらアルドは黙ってカウンターで酒を注文した。
今夜は帰るのが遅くなりそうだ…。
・
出口など見付からず、女は疲れもせず追って来ている。
体力の限界が夢の中にも存在するとは思ってもいなかった。
「ねぇ。そろそろ諦めたら?」
女の嘲笑う声が聞こえる。
「悪いが、俺は諦めが悪いんだ」
そんな事を言ってはみたが、打開策は見付からない。
「…っ!」
曲がった先が壁の事に驚き思わず足を止めてしまった。
後ろから巨大な影が近付く。
「捕まえた」
声に振り返ろうとした時だ。
―レオン!
懐かしい感じの声が聞こえたのとほぼ同時に、上空で閃光が走り、褐色の稲妻が女に向かって落ちた。
一瞬の出来事だ。
女は声も上げられず黒くなり、灰となって散った。
辺りが闇に覆われ、足元さえも見えない。
一体何が起きたのか。
前を見ると、小さな光が見えた。
足がその光に向かって動く。
近付いているのか、光から向かって来ているのか、数歩しか進んでいないのに光が強さを増して辺りを照らしだす。
光に手を伸ばすと、二つの手に掴まれた。
光の眩しさに目を閉じる。
「レオン…ねぇ…レオン!」
声にゆっくりと目を開ける。
見えたのは今にも泣きそうなアメリアとリマ。そして、安堵しているアルドの姿だった。
まるでそれは女神の救済だった。
アメリアに言われるがまま魔物の羽を切り落とし、死に際に何やら言っている女を無視して振り返った時に見たのは人並みの大きさに変わったリマだった。
その姿は精霊というよりも神聖な存在に見え、女神と呼ぶのが相応しいほどだ。
怪我の治療は出来ても、毒にかかった者を治す事は出来ない。
二人がレオンを助けようとしているのを見ているだけしか出来ないのが歯痒かった。
戦い続けるのも立派な事だと誰かに言われたが、言い方を変えれば〝戦う事しか出来ない〟という事だ。
魔法を使う事は出来ても、攻撃系などで、治療魔法は一切使えない。
本当は使う事が出来るのだろうが、治療魔法は色々と大変らしく、今まで治療をして来たアメリア達に比べればひよっこだろう。
アメリアとリマがレオンの体から出た淡い褐色の光の糸のような物を掴んで引きずり出し、それを放り投げると、それは塵となって消えた。
「レオン!」
声にレオンの方を見ると、レオンがゆっくりと目を開けて皆の方を見た。
「…っ」
何か言おうとしているのは解るが声が出ていない。
「大丈夫。少し休んだら声も出るようになるから」
アメリアが言ってレオンを抱き起す。
「気が付いて良かったです~」
安堵するリマの体が光り、元のサイズへと戻る。
「どうして1人で出歩いたのか、体力が回復したら聞かせて貰うからね?」
アメリアに言われたレオンが嫌そうな顔をしつつ頷く。
「何にせよ無事で良かった」
言ってレオンに歩み寄り、アメリアと代わってレオンに肩を貸して立ち上がらせる。
「歩くのが辛いならお姫様だっくお!」
最後まで言わぬ間に足を踏まれて変な声が出た。
「あはははは!」
アメリアが楽しそうに笑う。
踏まれた方は痛いのだが。
「さあ!一旦宿に戻るよ!」
「はーい♪」
言ってアメリアが歩き出し、返事をしたリマがアメリアの肩に座る。
その後を歩きながら、レオンを助ける為に手段を択ばなかった真剣なアメリアの表情を想い出していた。
きっとアメリアは自分の気持ちに気付いていない。
どうしてあんなに必死になったのか。
そして認めようとはしないだろう。
横目でレオンを見る。
『ホント…君が羨ましいよ』
宿に到着し、レオンの持っていた板を使って室内に入ると、アルドが荒々しくレオンをベッドに寝かせた。
「おい…」
少しは出るようになった声でレオンが言ってアルドを睨む。
「単独行動をして魔物に捕まったのをそれで赦してやるんだから感謝しろ」
言ってアルドが笑みを浮かべるが、雰囲気が全く穏やかではない。
レオンが顔を逸らし、ゆっくりと上体を起こす。
「もう少し寝てて」
アメリアが止めるも、レオンは「大丈夫だ」と言って聞かなかった。
「もう…」
呆れてアメリアが溜息を吐き、ベッドの隅に腰を下ろしてレオンを見る。
「お前の方は…もう大丈夫なのか?」
レオンの問いに、アメリアは「うん。今はもう何ともない。多分、元凶はヴィースフローだったんだと思う」と答えた。
「で!お前はどうしてあんなのに捕まったんだ?」
アルドが嫌味混じりに問う。
「…ただ怪我をした人間にしか見えなかった」
「怪我をしている女の人がいて、助けようとしたら毒針を刺された…と?」
アメリアの言葉にレオンが無言で頷く。
レオンはあまり表情が変わらないので勘違いされるが優しい男だ。
怪我人を無視する事は無いだろう。
「そうだとしても相手は魔物だぞ?人間とは気配が違うんだから解るだろ」
アルドの言う通りだが、アメリアは「ヴィースフローは特殊らしい」と言った。
それを聞いてアルドが「え?」と訊き返す。
「師匠の持っていた書物で読んだ事がある。ヴィースフローは蜂のような巣を作るんだけど、その時に特殊な液体で作るらしいの。その液体が蒸発して辺りに広がって、人間の姿を模した部分だけで行動している時は魔物だと悟られないようにするって。だから、レオンが魔物だって気付かなかったのもそのせいかもしれない」
「だとしても、女だからって油断したんだろ」
「お前と一緒にするな」
アルドの嫌味にレオンが珍しく嫌味で返す。
珍しい事に無言で2人が睨み合い、アメリアは溜息を吐いて2人の間に入り「そこまで!」と終わらせた。
「無事だったから良かったけど…心配したんだからね」
哀しくて俯いたアメリアに、レオンが申し訳なさそうに「悪かった」と謝る。
「本当に無事で良かったです」
言ってリマがレオンの肩に乗り首元に抱き付き、レオンがそっと頭を撫でる。
まるで子供が親に甘えているようだ。
「何か食べ物を買って来る」
そう言ってアルドが部屋から出ようとする。
「私も一緒に行こうか?」
アメリアの言葉にアルドは笑みを浮かべて「1人で大丈夫だよ」と返すも、アメリアにはどこかぎこちなく見えた。
アルドが部屋を出て行き、室内が静まり返る。
「やっぱり私も…」
言ってアメリアが立ち上がろうとすると、レオンに腕を掴まれた。
「あいつなら大丈夫だ」
「けど」
言ってレオンの方を見ると、真剣な面持ちでアメリアを見ていた。
腕を掴む手の力が少し強くなる。
まるでそれは[行くな]と言われているようで胸が苦しくなる。
「うん…」
小さく頷いてレオンの隣に座り直す。
「お前の感じている違和感の正体を調べに行ってこのざまだ。情けないな」
ふとレオンがそんな事を呟いた。
レオンがそんな事を言うなど珍しい。
「そんな事無い…。ごめんね」
「どうしてお前が謝るんだ」
「私が違和感の事を話さなかったらこんな事にならなかった」
アメリアがそう言うと、肩を掴まれ、強引にレオンの方を向かされ見上げると、レオンはそっと頭を撫でた。
「俺が勝手にした事だ。お前のせいではない。だから、これからも何かあれば言え。黙って1人で抱え込むな。俺は…お前を守ると約束したんだ。絶対にお前を…1人にはしない」
言ってレオンはアメリアを抱き締め、リマが「私も一緒です」と言ってアメリアの頬に触れる。
その温かさが嬉しく、胸が苦しくなる。
「ありがとう…。けど…無茶はしないでね?」
アメリアの言葉をレオンが鼻で笑い「お前もな」と優しく囁いた…。
1人外に出たアルドは、すっかり空気の澄んだ町中を歩きながら小さく溜息を吐いた。
あれだけ嫉妬を晒したのは初めてだ。
恐らくアメリアは嫉妬していた事に気付いてもいないだろう。
本当なら2人(リマがいるけれど)にしたくなどなかった。
アメリアが言っていた違和感かどうかは解らないが、何か変な感じはアルドもしていた。
もし調査に出たのが自分だったら、アメリアは心配してくれただろうか。
そんな事さえ考えてしまう。
レオンより先に出逢っていたら違っただろうかと…。
らしくない事ばかり考えてしまう自分が本当に情けなかった。
「はぁ…」
再び溜息を吐いてしまった時、近くから「お兄さん」と女の声がした。
声のした方を見ると、この町にしては派手な服を着た女が立っていた。
どうやら踊り子らしい。
「そこのお店で踊っているんだけど、見て行かない?」
正直今はそんな気分にはなれないが、1人で歩いているのも暇だ。
「良いね。サービスはしてくれるの?」
笑みを浮かべて女に歩み寄る。
「サービス?どんなのをお望み?」
甘い声で言いながら女が腕にしがみ付いて来る。
「そうだなぁ…。今夜の相手とか」
「ふふふ。良いわよ?高いけど大丈夫?」
そんなのどうでも良い。
少しでもこの汚い感情が抑えられるなら。
笑顔で感情を殺し、女と共に店に入る。
窓の無い暗い店内で、ランプの明かりだけが店内を照らしている。
女が離れて中央の舞台に上がると、先に来ていた客達が指笛をしたりして騒ぎ出す。
そんな光景を見ながらアルドは黙ってカウンターで酒を注文した。
今夜は帰るのが遅くなりそうだ…。
・