第27話
文字数 579文字
「リブはあの魔女を倒したかしら?」
階段を下る。
当初の計画とは大幅に違った結果ではあるが、私は非常に満足していた。
時間稼ぎどころか、1人でケルベロスの幹部を倒してしまったのだ。
大金星と言っても過言ではない。
「ふふふ!気分がいいわ。」
疲労はあったが、愉悦が勝っている。
軽快な足取りで階下を目指す。
この学校は4階まであり、その上に屋上がある構造だった。
老人から逃げ回る際、1階をぐるりと回った時に各窓から学校内外の様子を調べて居たのだが、プールがどこにもなかった。
ならば、屋上にある可能性が高いと踏んだのだが、正解だった。
「もしも4階とか3階とか、なんならプールの無い学校だったら詰んでたわね……。」
今思うと、なかなかリスキーな賭けだったかもしれない。
「そうだわ。ついでだし、上階からリブの戦いぶりを観戦しようかしら。」
3階にて階段から離れる。
リブと魔女が戦っているはずの、校舎前の庭がよく見える位置まで歩く。
「リブの事だし、もう倒しててもおかしくないけど……。」
窓を開け放ち、庭を見下ろす。
「…………あれ?」
リブは魔女とまだ戦っていた。
戦っているというより、蹂躙している……?
だが、様子がおかしい。
大量の魔女の氷人形が、リブを取り囲んでおり、それらを目にも止まらぬ速さで次々とリブは切り伏せている。
しかし、
「数が、減らない?というか、あの氷人形、再生してない?」
階段を下る。
当初の計画とは大幅に違った結果ではあるが、私は非常に満足していた。
時間稼ぎどころか、1人でケルベロスの幹部を倒してしまったのだ。
大金星と言っても過言ではない。
「ふふふ!気分がいいわ。」
疲労はあったが、愉悦が勝っている。
軽快な足取りで階下を目指す。
この学校は4階まであり、その上に屋上がある構造だった。
老人から逃げ回る際、1階をぐるりと回った時に各窓から学校内外の様子を調べて居たのだが、プールがどこにもなかった。
ならば、屋上にある可能性が高いと踏んだのだが、正解だった。
「もしも4階とか3階とか、なんならプールの無い学校だったら詰んでたわね……。」
今思うと、なかなかリスキーな賭けだったかもしれない。
「そうだわ。ついでだし、上階からリブの戦いぶりを観戦しようかしら。」
3階にて階段から離れる。
リブと魔女が戦っているはずの、校舎前の庭がよく見える位置まで歩く。
「リブの事だし、もう倒しててもおかしくないけど……。」
窓を開け放ち、庭を見下ろす。
「…………あれ?」
リブは魔女とまだ戦っていた。
戦っているというより、蹂躙している……?
だが、様子がおかしい。
大量の魔女の氷人形が、リブを取り囲んでおり、それらを目にも止まらぬ速さで次々とリブは切り伏せている。
しかし、
「数が、減らない?というか、あの氷人形、再生してない?」