ある男11  (あなたの他には何にもいらない)

文字数 1,901文字

8月上旬のある日




ママ「•*¨*•.¸¸♬︎」


ママがグラス片手に、店のソファーでくつろいでいる。

ママ「はぁ。 毎日暑い。。」




今日はお店お休みで、ママは休日なのだが、
おしぼり屋さんが使用済みおしぼりを回収に来たいと言うから、ちょっとだけ、お店に来た。





カランコロン



「ちわぁース! ママさん、お世話になります。白河おしぼり店です。回収に来ゃしたー!」




ママ「あーい♡ お疲れ様です(*´˘`*)
カウンターの裏のこっち側にあるので、
回収お願いします♡♡ 白河さん、暑いわねぇ、今日も。アイスコーヒー飲んでく?」



おしぼり屋さん「あっ いつもさーせん!(*´˘`*)
ママさん、ありとーござーす!」

おしぼり屋さんが使用済みおしぼりいっぱいのカゴを運び出す。



ママがアイスコーヒーを入れると、おしぼりやさんは、入口付近で、グラスを受け取り、グビグビっと、一気に飲み干した。

「ありがとうございます汗 喉乾いていたから、
助かります!美味しっス!
それじゃまた、来週伺いますので、
失礼しまーす!」




「あい、あい、あーい、 ごくろうさんま♡」










カランコロン




ブロロロローン






ハザードを出して路駐していた、おしぼり屋さんの白色のバンが、出発して行った。









ママ「さぁーてと...」



ママ「今日の用事は終わったわ..
のんびりしよ〜と♡♡ 早めにお店閉めて、お家に帰ってゆっくりしよっと」









ママが、おしぼり屋さんの使ったグラスと自分のグラスを、カウンターの流しで洗っていると、、












カランコロン










ママ「あっ、こんにちは。今日はお店お休みなんです、、ごめんなさ、、、、、、、」










ママ「あら、、、、、、、」













ママ「どぉったの?」

















男「みーちゃんの餌買いに、商店街まで来たんだ、 今日はお休みだよなと思ってたんだけど、 ゆみが、店のドアから出てきたのが見えたから、
立ち寄ったよ」








ママ「あー... そうなのね。 お店お休みなんだけど、おしぼり屋さんが来てたのよ。もう帰るのよ。」


男「そうだったんだね、俺も、みーちゃん待ってるから、帰るよ。」

















ママ「ねぇ、、、ちょっとだけ、、、寄ってかない? 久々に会えたし」










男「うん、少しならいいよ。」






二人でソファーに座る







ママ「最近忙しかった?」






男「まぁ 少し」





ママが男にハグする







ママ「わたすぃ..すこし..さみすぃかった..」










男「うん....」






ママ「越路吹雪さんの愛の讃歌、知ってる?」







男「何となく、聞いたことあるけど、ちゃんとは
聴いたことないな。 どんな歌?」












(ママが、ささやきボイスで 歌い出す)

































あ~♡ な~♡ た~♡ の





















燃える手んで~ぇ... ♡
























あー♡ たー♡ すぃー♡ を













抱きすぃめて~ .... ♡

















ただ







ふぅーーたりぃーーだけで~ .... ♡
 











生きて いぃっ たぁーいーのぉ~ ..... ♡









男「あ〜、そんな歌だったね」





ママがニコッとする(*´˘`*)♡












たぁんー だぁー .. ♡





いー〜 .. のちの か・ぎ・りぃ~ ... ♡










あー.. たー.. すぃー.. は..







あいちたぁーーいー~ .... ♡♡








いのぉつぃーーーーーーーのぉ


かあー ぎー りー にぃーー~ ... ♡







あー なたー を



あーいぃーちゅぅーーるぅーーーーー..のぉ..♡









甘えるママ









男「ゆみ、どぉした? なにかあった?
なんか、今日は、、」











ママが男の口に人差し指を添えて、シーっと
喋らないようにさせる。







ママ「甘えたい時もあるの.. 」









ほほとほほよせ•*¨*•.¸¸♬︎




ママが男の頬に自分の頬を寄せる






燃える....くちづけ....

交わす....よろこび.....


あなたとふたりでぇ

暮らせるものなら..

なんにも いらない..

なんにも いらない..



あなたと ふたりぃ
生きて行くのよ..




あたすぃの願いは
ただそれだけよ
あなたと二人.....




ママが男にキスをする











固く抱き合い•*¨*•.¸¸♬︎

燃える指に髪を•*¨*•.¸¸♬︎


からませながらぁー




 いと.. しーみー.. なーがーらー..

•*¨*•.¸¸♬︎






歌の途中だが....

男がソファーに座ってるママを押し倒し、
横たわらせて、ふたりは重なり合った




























くちづけを交わすの
愛こそ燃える火よ
あたすぃーーを 燃やす火
心とかす恋.. よ..



































みゃぁー。





















あら? みーちゃん! また網戸から出て、ここに来ちゃったのね (◍ ´꒳` ◍)♡
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み