ゆみと善次郎のお祭りアルバイト

文字数 2,333文字

ピーーヒャララララーーー

ドンドンドン!



チャッチャッチャッ、、



カンカラカカッーーン

カンカラカカッーーン
•*¨*•.¸¸♬︎







お囃子が賑やかに、夏祭りを盛り上げている。
花火の音が時々して、まだ空が明るいから、音だけだが、それは夏祭りの始まりの合図の音で、
人達の胸の中の楽しさは膨らんだ。









善「ママ、、浴衣かと思ったよ。今日は。」



ママ「善ちゅん、今日は、色っぽくなんてしてられないかなぁって思ってね、、。ほんとはね、浴衣を着てきたかったのよ。」





ママが法被を着て、ねじり鉢巻を頭に巻いて、
『祭』って、でかでかと書いてある赤いうちわを手に、今日の熊さんからの依頼を受けた、焼きそばと、かき氷販売のアルバイトに、やる気満々、意欲をみせている。





ママ「善ちゅん、、、そのTシャツじゃぁ、可愛いけど、、、ほら、これ来て。」



善次郎は、胸のところに、白熊のかわいいイラストが入っているtシャツを着てきたが、ママに、ママとお揃いの法被とねじり鉢巻を渡されて、、着てみた。

善次郎も、嫌いではなかった。こういうの。









くまさん「 ママあーー! 善さあーーん! 」








くまさんが遠くから手を振りながら、小走りに二人の所にやって来た。







くまさん「ママ、善さん、これ、食べて。そこで売ってたから。」



くまさんは、ママにお好み焼きが2つの入ったビニール袋を渡す。近くのテキ屋のお好み焼き屋で、ゲットしてきたようだ。




ママ「ありがとぉ。くまさん♡ おいしいそう
(*´˘`*)」




善「すみません、なんか、貰っちゃって。くまさんも、一緒に今日は働くの?」



くまさん「あっ、俺は、あそこで、ドリンク販売やるんだ。でも近いからね、ちょくちょく遊びにくればいいよ」



そう言って、くまさんか指をさした先には、
鳩村ホームズというくまさんの不動産会社が所有しているモデルルームの見学会ができるようになっている土地があり、その前で、どうやら、くまさんは、ドリンク販売をするようだ。






くまさん「社員のものがね、あの、、注文聞いて、焼きそば作ったり、かき氷作ったり、中心にやってくれるから、二人はね、できたものを、お客さんに、割り箸やスプーンをつけて、手渡ししてくれれば、いいよ。それでいいからね。ありがとうね。今日は本当に、助かるよ。いやいやいや、、、汗」





善「(*´˘`*)わかりました。がんばるね。くまさん」



ママ「うん♡ くまさん、またね。わたしも、そっちに、時間できたら、行くわね♡」


くまさん「ほいじゃ、、またねぇ。」




そう言うと、くまさんは、くるっと後ろ向きになり、かわいいムチムチした背中を、猫背にして、腰を低くして、芋洗いのような溢れ返っている祭りの人混みの中を縫っていった。そして、くまさんの姿が見えなくなった。









「すみません、焼きそば3つください」



その声が耳に入ってきて、善次郎が、作業で下を向いていた顔をあげると、
親しみのある顔ぶれがそこにあった。



善「おぉ。 来てくれたんですね! ありがとうございます(*´˘`*)」



ママ「あっ♡♡ あっらぁ~~~~~~~~~~
♡♡♡♡♡♡ Monさん!西村くん! あん♡♡
微電流すぃんすぃーー~♡♡」



Mon「柳林さん、ママ、こんばんは(*´˘`*)
すごいお客さんのか長い列ですね。
お店もいっぱいあるから、見つけられるか心配だったけど、たどり着けてよかったです(*´˘`*)」



西村「手伝おっか?」
ママ「ありがとうね、西村くん。ほれじゃぁ、、
ビニール袋が、なくなりそうなの。そこのビニール袋の束、取ってもらえる?」

西村「これね。はい。」
ママ「ありがとう。助かるわ」
柳林「西村くんありがとうね」






微電流紳士「ママ、はい、これ。」




微電流紳士が、柳林とママに、お茶のペットボトルの差し入れをする。







ママ「あっ♡♡ あっ♡♡

すぃんすぃ、すぃんすぃ、すぃんすぃ~~♡♡
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

ありがちゅん♡♡ ちゅんちゅん♡♡
ちゅんちゅん♡♡ うれつぃーーいっいっいーーーん♡♡」








微電流紳士「暑いですから、しっかり水分とって
くださいね。倒れちゃったら大変ですからね」




柳林「ありがとうございます(*´˘`*) 」






Mon「それじゃぁ、もう行くね。俺たちの後ろもまだ沢山のお客さん待ってるし。ママ、またお店にも行きますね。柳林さん、また。」




ママ「うん♡♡ またね♡♡ 来てね♡♡
Monさん、待ってるわ♡♡」





柳林「Monさん、どぉも。どおも。 助かるなぁ。Monさん、まだ一緒に袋詰めしてくれるなんて。悪いですねぇ。(Monさん手伝うなんてそんな事言ってないのに、手伝わせようと帰らせないようにしようと、ひと笑いとろうと、いたずらっぽく、ちょっと困らせようと、言う善次郎)






みんなで笑う。






ママ「穴場スポットの花火が見える公園が近くにあるらしいのよ」


西村「でも男三人じゃねぇ、、。ママ、みさちゃんは、今日はいないの?」



ママ「みさちゃんね、うん。今日はお店にいると思うわよ。よかったらよってあげてね。」


西村「わかったよ。」


微電流紳士「それじゃぁ、ちょっと、お店に寄ってきましょうかね。」


Mon「いいですね。みさちゃんの分も、もうひとつ焼きそば貰っていきましょう」


ママ「あー〜ーい♡♡ みんなたのすぃんで
~~♡♡♡♡またねー♡♡♡♡」











Monさんと西村と微電流紳士は、
そうして、人波の中に消えていった。














ヒューーーーーーーー〜


ドッドドーーーーーーーーーーーーン!!!



ガヤガヤ、、、、







ピーーヒャラー〜 ピーーヒャララー













ママ「あっ、はあぁぁああ~~~、、、
忙しいわねぇ汗 それにしても。。♡♡









でも、忙しくっても、暇でも、わたすぃ、善ちゅんと一緒ならうれしぃんだ♡♡たのすぃんだ♡♡(*´˘`*)」
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