すなっくゆみ連載100話目御礼 男性おパンティに囲まれて。あ、あん♡

文字数 2,160文字

善「おいら...こっちの色の方が落ち着くなぁ」




大胡田「それでは、グレーのこちらのタイプで、」





善「うん、これにするよ。履き心地抜群だね。」





大胡田「あっあっありがとうございます。こちらは、アロマシリーズのしっとりした質感に、ラベンダーの香りを取り込みました、癒しの商品となっております、ンゴッ」




順番に試着室におじさん達が入っていき、出てくる時は、パンツ一丁で、出てくる。そして、自然体のまま、みんな、もといた席に着席する。






いつの間にか、、スナックゆみの店内は、
パンツ一丁のおじさん達が、お酒を飲んでいるという異様な風景となった。



それはまるで、サウナの一室の様な、、、
あるいは、小学生の身体測定の時のような感じであった。





柳林は、落ち着いたライトグレーのブリーフ
熊さんは、くまとハート柄のなんともかわゆいトランクス
Monさんは、ボクサーパンツが欲しかったのだが、一番機能的で、血流やリンパの流れを遮らないから、血行が良くなったり、内蔵機能の活発化、健康に良いからと、大胡田に勧められて、赤ふんどしになった。しかしMonさんはイケメンなので、何を履いても様になった。
解体屋さんは、派手な蛍光イエローと赤と紫の
ペンキでぐちゃぐちゃと混ぜたような柄の、ミッドウェーブリーフにした。こちらは、大胡田がいうには、マイクロファイバー素材でシワが付きにくく型崩れしにくい商品ということだ。

南保さんは、人類みな兄弟と書かれている深緑色のオーガニックコットンの肌と自然環境に優しい商品にした。売上は、自然環境保護団体に一部寄付されるということだ。
微電流紳士は、ワコールからでている総レースのボクサーパンツである。(大胡田が務めている会社『株式会社ランジェリードリーム』では、提携している他社の商品も、いくつか扱いがある。) なんとも上品で、エレガントな商品である。繊細なレースで、穴あきなどの懸念がありましたが、糸の強度を上げることで、問題はクリアし、オリジナルのレースおパンティができたと大胡田が鼻息を荒くしながら説明している。フロント部分は、伸縮性のある生地で鼠径部から男性部に沿ってしっかりとゆとりを持たせ、男性部を快適に包みこみながらグラマーに魅せるオリジナル設計。前中心部にたっぷりとダーツを取ることで、男性部が包まれながら持ち上がるため、りっりっりっ立体的なシルエットに仕上がっていてグラマラスに魅せてくれるということだ(一部抜粋) 。 多様性、ダイバーシティを求められる時代、男性らしく女性らしくと従来の規範にとらわれることなく、自分らしさを追求できる時代に突入していて、男性だってレースパンツを履いても良い、美しいと。そんな時代に生まれた先端をいくすごい商品なんですよ、はぁ。はぁ。はぁ。(大胡田)
西村は、若さもあってか、ビキニにちょっと挑戦してみた。この商品は、From hereの有名デザイナー長谷川結愛がデザインしたもので、『あなたの中の過激派を呼び起こせ 内包した欲望を解き放て』というセールスフレーズを掲げた、この春、イチオシの新発売の商品だ。大胆で、履きこなすのが難しそうなおパンティなのだが、、、西村はスタイルが良いので、意外にも似合った。大胡田がストリングスという、まぁ、、、女性で言うTバックの紐パンみたいな、フロントの生地の面積も少なく、サイドとバックはひも状で、生地が薄く、肌に密着し、かなりの開放感が得られるというそのパンツを勧めてきたが、西村はさすがにそれを履く勇気はなく、ビキニに留まった。柄は西村の好きな迷彩柄だ。


あっそうそう、たっつん。たっつんは、、、
「これがいいわよ、たっつんばぶたん、似合うわよきっと」とママに勧められて、南国を連想させるヤシの木とハイビスカスの花柄のトランクスだ。



みなが、それぞれに、お気に入りのおパンティが見つかったようで、、試着室から出てきてから、各々の席で、満足気に、お酒を飲んで、語ったりして、楽しい時間を過ごしている。







大胡田も、皆様が、売上に貢献していただいて、そして、商品に満足してくれている姿をみて、涙が出るほどの感謝の気持ちだった。





そして、1人だけ服を着ているのは、変だったので、(ヌーディストビーチに、服を着て行ったら、服を着ている自分が、目立つというのと同じだ。)大胡田も、パンツ一丁になった。ボクサーパンツの黒地にピンク色の薔薇柄だ。







ママは、皆が少し肌寒そうだったので、暖房をつけてあげた。


ママ「みんな、嬉しそうで、楽しそうで、何よりだわ♡ よかったわ♡ はぁー。暖房つけたら、私も暑くなってきちゃったわ。 さすがに、、脱いじゃまずいわよね。。?♡ いいかしらん?♡」




ぱら~ん♡




となりそうになったところ、、
慌てて、熊さんが、とんできて、



熊さん「ママ、ママ、ここで脱いじゃダメだよ汗。ほら、前に、善ちゃんに叱られたでしょ?ねっ。」




ママ「あっそうだった。そうだったわね。汗
つい、脱ぎ癖がついちゃってるわ。だめねぇ♡
今日は、試着会を開いてよかった♡♡♡




さてさて..ばぶたんたち...少ししたら...今日のみーみパーティーの、メインイベント...はじまるからね.....(ΦωΦ)フフフ…」








熊さん「ママ....ママ.....表情怖いよ....汗」
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