おまけ~歴史ドラマと3つの性➁
文字数 2,902文字
異世界はナゼか中世封建世界で、だが海と太陽は同じくあり、言葉も通じる、食べ物もほぼ同じ(水とパンとワインは同じだな)時間も24時間、重力も1G、らしいのだが、魔女はホウキで空を飛び、原子番号を跳びこえ鉄が金に変わる錬金術、防御、ワープ、召喚魔法・・ありえねーほど物理法則を破っているのに、太陽は同じ輻射熱を放ち、季節があり、人間は人の形であり、海は塩辛く、水であるハビタルブルゾーンを保っている・・
「えーっと、ここ異世界なんだよね?」とツッコミが入らない異世界、これおかしいだろ?
何が『異世界』だ!ご都合主義だらけの「異世界=
せめて『十二国記』みたく中華風も増えろよ
実は、たいへん申し上げにくいのだが、3つの性は昔SF小説界の巨匠アイザック・アシモフが、タイトルはネタばれになるから言えないが、設定の一つで小説書いている。
ちなみに男でも女でもない両性体のキャラというのも、漫画家の萩尾望都先生が昔のマンガで描いているし・・・すまんな
別に同じ設定を新しく書いちゃいけないわけではないが、まあその・・両性体や性が3つ以上ある世界は、人類にはわからないし感情移入しにくいと思うぞ。さらに恋愛モノは読み手の共通認識、学生時代の甘い、苦い経験があるから共感できるわけであって、高校はたいていの人が経験しているし(まあ高校行かない人もいるけど)、学生経験者だから文化祭や始業式の説明もいらないのであって・・・
えーと、つまり何が言いたいかというと、基本的に人類は2つしか性がないので3つ以上は理解できないし、男でも女でもない人にドキドキする感情はわかないし、たとえいても少数だろうし、ヒットは難しいだろうってこと・・
同じようにオレみたいなラノベ読んでこなかったオッサンは、エルフもギルドも勇者も初めは誰?何する人?えっ、ギルドは人じゃない?・・と、どういったものかすらわからなかったのだ、そういう読者は共感しにくいのと一緒だ
異世界は一つの手段だ、ただし共通するのは現代よりも遅れた社会にすることだ、魔法や超能力を持ってはいても、社会体制は貴族社会で前近代的にすれば良い。
そして異世界では現代のさまざまな知識や科学技術、専門職が活かせる、料理とか兵器とかモノ作りとか、タイムスリップ系も同じ。それらを使ってオレ強えー状態にな(ろう)れるわけで、主人公は現代世界のアイテムや知識で、クエストを次々とクリアし出世してゆく・・それはまるで島〇作みたいだ。
つまり基本構成は異世界もサラリーマン漫画も同じってことだな
異世界で現代スキルを利用して成功出世・・なんてもうワンパターンなんだけれど、それでも書く人はいるのだよ、手アカのついたネタでもブラッシュアップすればまだイケるから、売れるから、最後の一滴まで搾り取るのがマスコミだからな、二番三番煎じまでやってみるのだよ、間違ってヒットするかもしれないだろ?
ワーワー・・
ギャー・・・