ノベルでぃずって

文字数 2,230文字


では〔ノベルでぃず〕については、どう思っていますか?


エッセイなら思うこと書いても良いのだよね、

じゃあ言うけど、一言でいえば「変なサイト」だよね


へん・・?


なんで小説投稿サイトなのに、エッセイとか解説とか、ほぼ写真を貼っただけの一話、みたいなのが上位にくるのだ?ノベルでぃずは、プロ作家やリデビュー作家がごろごろ居る玄人(くろうと)系サイトと聞いてのぞいてみたのだけど?


そうだったんですか、ボクは最近投稿し始めたので昔のことは知らないのです


小説サイトなんだから小説がメインのはずだろ、本来はそういうものだろ?しかしここはエッセイ、しかも自分語りを書くエッセイが多すぎる!


自分語り?


私的な事や日々の生活に起きた事柄、ようするに日記だ!


エッセイってそういうものじゃないんですか?


そういうものじゃねーよ、自分語りはただの個人・友人・家族、暴露(ばくろ)日記だろ、自分のホクロ位置までネットで公開するような、日記を他人に見せたいという、妙な感覚の書き手たちってことさ。そういうふうに見る読者だって世の中にはいるんだよ!


・・はあ?それが良いかどうかはわかりませんが、写真が多いのは昨今(さっこん)の文字離れの影響なのでは?


文字離れする者、が何で小説投稿サイトに投稿するんだよ?投稿先が違うだろ


うーん、わからない・・


やっぱりヘンなサイトだぜ


えーっと、実はボクが聞きたいのはですね、人気があってPV数が増えるような小説はどんなものか?どうすれば書けるのか?ということなんですけれど

(・・・・)黙り込む大矢



・・まず初めに・・「人気が出る方法」などというものはない!


えっ?


重要なことは、とりあえず見てもらう、読んでもらうということだ、出版も(ふく)めマスコミ全般においては多数が正義!だからマス・コミュニケーション(大衆伝達)と言う。そのためにはどんな手でも使う、CMも本の表紙も帯も、キャッチコピーも、炎上だって目を引くことだから、わざとツイッターで(あお)るヤツいるだろう?


わざとって、それはヤラセというのでは?


違う、(かた)だ!テンプレだ、スポーツの世界だって(フォーム)は大切だろう。異世界ではギルドへ行って仕事もらって、なぜか強い能力者と酒場で知り合いになる、と展開がわかっていても、それをヤラセとは言わないだろう?


それはそうですけど・・


要するに数万~数十万人が見て読んでくれた、という結果さえあれば良いのだ、そのために知恵を絞るのだ、偶然でも意図的でも・・・くふ、くふふふふ・・

(怪しく笑う大矢)


(こ、このオッサン、実は悪人なんじゃないのか?) (いぶか)しがる鎌出


大矢は女神に注文を出した


そこのコスプレ女神・・ちゃん?だっけ、チューハイをたのむ


コスプレじゃないけど、やっとここがBarだって思い出してくれたのね、よかった


飲まなきゃやっておれないからな


ドンペリはいりましたー


(厨房に向かって叫ぶ女神)


こらーっ‼


こらーっ‼


ぼったくりバーかよ!ここは


ぼったくりバーに見られるだろ!


いっしょに叫ぶ2人


似たものどうしなのかしら?


チューハイを飲み、酔いながらしゃべる(なお)さん


まあ、はじめはプロ作家たちの箸休め作品でも読もうか、と思ってやってきたのに、ここへ投稿してわかったことは、確かにプロもいるけど、その場合は『今ちょっとブレイク前だけど、明日から本気だすよ!』という枕をつけるべきだな


その言い方はまずいでしょ


なぜさ?売れてるプロなら、投稿サイトに書き込んでるヒマなんてないんだぞ、編集との打ち合わせや、締め切り、スケジュール調整、等々、マネジャが頭悩ませてるかも知れないだろ、ジャーマネいなくても、休みなんかねーよ


・・あの、何でセリフが業界用語なんですか?


それはオレ(大矢)がもと業界人だからだ!


えっ!そうなんですか?


ただし出版業界ではない、映像・TVの方のマスコミだったというだけのことさ


なんだ「業界人」という召喚は当たっていたんですね


映像の「編集」もできるけどな


(そっちの「編集」かよ!じゃあ”作家”ではなく、「業界の編集者」で召喚されたわけか・・)

「映像系の人」でしたか


以前はポストプロダクションやCS局にいてな、だからというわけでもないが業務の打ち合わせには何度もいってるし、指導もたまにしていたよ、地上波の撮影もやっていたし・・


やっていたし?


これ以上は個人情報のため言えません。


え~・・・


オレが関わった番組とか作品とか、ホイホイここに書けるわけないだろが!著作・許可ってもんがあるんだよ、自分語り、暴露タイプといっしょにすんな!タコッ!


口が悪いなあ


あっ、と気がつく大矢


す、すまんな・・・オレは飯場(はんば)的な現場が長くてな・・

文章なら標準語で書けると思ったんだが、口はアレだが別に悪気があって言ってるわけじゃなく、これが通常会話な現場が多かったというだけなんだ


東京の人が最初は関西の言葉になじめない・・ようなものですか?


それは逆からも言えることだわ、東京が全て正しいという決まりはないはずよ

(とうとつに女神がわりこんできた)


・・ま、まあつまり、そういうことだ、悪口を羅列(られつ)してるわけじゃないよ、今の現場はおとなしくなってきてると思うよ、オレは昔の人なんだよ


                              ~つづく~

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登場人物紹介

鎌出狩夫(かまでかるお)

元人間の死神、転生の後、神の世界で1000年の修業期間中である。

「鎌出」というのは仮名、ほんらい神に名前はない、人間がそう呼んで分けているだけである。

豆知識だが、神々はすべて変身能力を持っている。

女神ちゃん(イナンナ)

再生神の一人である。「ひとり」というのは再生の部署にいる女神たちは皆「イナンナ」と呼ばれるから。

部署名と言っても良いのだが、女神ちゃんは源氏名として使っている。

大矢 直(おおやなお)

作者、元映像業界人。関西人っぽいが、新橋駅の烏森《からすもり》口を知っていたり、存在しない駅下の焼きそばうめえ!とか言ったり、現実と違う言い分が多々あるのは、違う世界だから。

正体は異世界から来た手相のお化け、人ではない。四角い見た目はHDD(ハードディスクドライブ)で、その中に大矢直の記憶が入っている、性格も似たようなモノ、鎌出の魔方陣によりD-26世界から召喚された。

バッカス神

ワインの神様だけど、一般的にはお酒の神。若いころはヤンチャしてました(てへぺろ)

今は落ち着いてバーテンをやっております。経験値はあるので、若い神様がときどき相談に訪れるという。

アッセン先輩

あっせん所の先輩だから「アッセン」、女神ちゃんと同じく部署名を呼び名として使っている。

少々のオタク気質あり、90年代のオタク悪評判に詳しい。空間をつなげる能力を持つ。

占い師

いろいろな占いにも詳しく、カウンセラーみたいなこともできる。よく考えたら占い師って凄いなあ

女神長・オーナー・占い師 【ペルセポネー 】

神話の時代から存在する第1級女神-創成と破壊の能力を用いて、宇宙空間に世界を構築した、

他の神々からも一目を置かれている。

「アマテラス」ではお世話になりました―! m(-_-)m

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