始まりの召喚3
文字数 1,372文字
あわてる鎌出と女神・・・
（ちょっと鎌出さん！
（初心者なんだからしょうがないだろ、たぶん
（まあ、それは置いておいて・・・）
（置いておかないでよ！）
とりあえず、鎌出は冷静を装いながら言う
ようこそ作家どの！召喚に応じてくれてありがとう、
ここは『神の世界』シンバシエリアにある『女神Bar』というお店です
・・し、シンバシだって？そんな店あったかな？オレはシュンジュクがメインでな、
シンバシなら
（なんでJRの出口からなんだよ・・）引きつり笑顔の鎌出
で、キミは誰だい？
「ふふふ・・ボクは死神の
鎌出はここぞという感じで、
オレは
ふふっ、恐れることはない、実はあなたに聞きたい事があって召喚したのだ！
しかし、その召喚された四角いモノは、まるで怖がってもおらず
死神？えーっと、死神が「ボク」って言うのか？それに若そうだし、どくろ顔でもないし、
（ちょっと、あやしんでるわよ鎌出さん、なんで鎌おいてきちゃったのよ？）
と耳元で女神がささやく
（しょうがないだろ、会社の備品なんだから、かさばるし）
それにはかまわず、またキョロキョロ周りを見渡す四角い箱人間
ふーむ・・小さいが
（ちらりと女神の方を見て・・）
店員にコスプレさせているのは変わった趣向みたいだが・・メイド喫茶みたいなものか？
失礼ね、わたしは再生の女神よ！
（反射的に言ってしまう女神）
ん、女神？・・あーはいはい、そういう設定なんだな、死神がいるなら女神がいても
不思議じゃないよな、頭の
CGとか？
本物だってば
大矢と言った箱型人間は、まったく信じていないようだ。そしてアゴに手をやり（どこがアゴ？）
少し考えると、ハタッと気づき手をポンと叩いた。
そうか！これは夢なんだな、
（ちょっとー、ますます勘違いしてるわよ？何とかしなさいよ鎌出さん）
と鎌出の肩をつつく女神
（僕もはじめてに近い召喚だからなあ・・どうしよう？）
しかし、この状況は面白い！次の小説のネタになるかも・・だぞ
（それを聞いてハッと思い出す鎌出）
そ、そうだ！あなたは小説を書く人ですか？
ああ、時々ネットの投稿サイトに書き込んではいるが・・・
やった、召喚成功だ！
・・？
実はボク、投稿小説に詳しい人に聞きたいことがあって召喚したのです
投稿小説？・・『セルバンテス』のことか？ありゃあ小説自体が少なかったぞ
（いや、それは知らないのですけれど）
えーっと、ノベルでぃずと言うサイトなのですが・・
ああそっちか、ノベルでぃずの方はエッセイが多いんじゃなかったか？
そうなんですか？
まあオレもここ１年ぐらい読み専でな、何もしてない。忙しくてな
ええーっ・・やっぱり召喚まちがったかな？
