逆方向アイディア

文字数 2,082文字


ボクとしては方向性はわかりましたが、物語を書くためのアイディアやその出し方も知りたいのですが?

後でな、てかアイディアは自分で見つけるものだから教えられないけどな、ヒントは出せるが・・・


それで良いです


では今回からどうするか?と問われれば、アンチだから否定をしてゆくぞ


エッセイ否定したんだから、エッセイ的に書いてはダメでしょ


そうか?ではお前との対話形式にしよう、チャットなのだから丁度良い


(まるで初めから決めていたような設定だなぁ・・)


えーっと、また2人とも飲む?、しらふじゃやってられないでしょ


なかなかやり手だな、女神ちゃん、じゃあバーボンをストレートで


ウイスキーをロックで頼むよ


グビ~だんっ!とグラスを置き、ますます酔っぱらう直さん、饒舌(じょうぜつ)になってくる


ウィー、良い気持ちだぜ~


・・そうだよ、実はエッセイ作家も嫌いだ!職業に貴賤(きせん)なしとは言うけれど、

エッセイストなどというものは区別するべきだ! 


えーっ!(何てことを言うんだこのオッサンは)


つれづれなるままに思ったことを書き綴り原稿料をもらうとは、創作しない怠け者であり、作家もどきであり、仕事とはいえない。日記であり、経過報告書であり、ただのマス埋め作業である。


(ひど)いわね


もどきじゃなくて、作家です


オレは個人的にエッセイストは作家と認めない、エッセイストはだいたい兼業しているから本業に専念してください、と申し上げるだけだな。過去に作家としての実績があるなら認めるけど(むかし傑作を書いた人とか)

ただそういう作家さんでも、エッセイ書き始めたら、もう現役引退したんだなあ、と思ってしまうのだよ

なぜですか?

エッセイ=過去話が多い(回顧録?)=ご隠居、に思えちゃうんだよ、オレには


エッセイばかりで、もう物語は書かないのかなぁ・・とね


(やっぱり変わった人ね)


エッセイストは個人情報には厳しい昨今なのに、それでも稼ごうとしてるから気持ち悪いんだよ、作家なら日記じゃなくて創作で勝負しろ!と言うのがオレの持論だ


つまりクリエーター以外は認めないのですか?

うん認めない(断言)創作(クリエイト)が作家やマンガ家の基本であり本質…


そうじゃないのは亜流、と考える。本の好みや感想は人それぞれだから(著作権等が許す範囲で)自由に書けば良い、その中でオレは、他人の生活や家族は別に知りたくないし、何より日記をのぞく趣味はない!のでどうでもよろしい。

世の中には、オレのような考えの人もいるってことだよ


(偏屈にもほどがある・・・)

とまあ、こうやって煽りまくってPVを稼ぐのも裏の手段と思ってくれればいいけどな


えっ、じゃあ今までのはお芝居だったのですか?


いや、言ってることは本音ばかりだけどな


・・・・・


鎌出(おまえ)がアイディアの出し方をどうこう言ってたからだぞ

えっ・・??


アンチエッセイもその一つだが、つまり多数派の逆を書け、皆が思わない方向を掘り下げろ・・というものだ、例えば


1.【ものすごく美味(うま)いイギリス料理の食レポ】

それはハードル高すぎるような・・・


おまえ、いまジョンブルを敵に回したな


2.【うどん県で1番美味い「ラーメン屋」をさがす旅】


それって意味あるんですか?


ないな!うどんが美味いなら他の麺類(めんるい)うまいだろう?という今思いついた企画だ


じゃあ、パスタでもお蕎麦(ソバ)でも良いじゃない?


そうだな・・じゃあ、(ぼつ)


3.ドピーカンの日のロンドン風景


ありえるんですか、それ?


珍しいから捜すんだろ、オーロラみたいにさ(笑)


(なんでイギリスばかりなのかしら?)


遠いからP(プロデューサー)の許可おりないな・・ハイ全ボツ~


あの~~・・


ああスマン、企画じゃなくて小説の話だったな・・・


えーっと、今ブレーンストーミングした事がアイディア出しのヒントになるかもしれん、ということだ、小説は距離も場所も自由自在だからな


例えばタイヤメーカーの調査員が主人公の話・・


(ミシ◎ランとは言わないんだ…)


(やっとブレーンストーミングがでたわ)


『いつも美味い料理を食べてばかりいる調査員の、唯一の楽しみがラーメンをたべること、メンラー・・・』


(麵ㇻ―って何?)


(業界用語つかうなよ)


『彼は普段 S級料理ばかり食べているから、B級グルメがたいへん(いと)おしいのだ、メンラー』


(アーメンと似てるわ)


(語尾ヤメロ!)


『調査員はイギリスで、とてもおいしい麺料理を発見する!


調査員「こ、これは一体どういうことだ?イギリスで?・・ありえない‼』


その日は珍しい、晴天の日、だった。


(クレームがくるわ)


BPO削除対象)


(のち)に調査員は日本のうどん県で似た味を発見する!そして調査を進めるうちに大いなる「謎」にぶちあたってしまう・・・』


(日本にそんな名前の県はない!)


(ホントにマンガっぽい話にするわね)


どうだ?さわりの部分だけだが、どうだ?


没ですね


没だわ


ちぇ・・面白いとおもったのにー

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登場人物紹介

鎌出狩夫(かまでかるお)

元人間の死神、転生の後、神の世界で1000年の修業期間中である。

「鎌出」というのは仮名、ほんらい神に名前はない、人間がそう呼んで分けているだけである。

豆知識だが、神々はすべて変身能力を持っている。

女神ちゃん(イナンナ)

再生神の一人である。「ひとり」というのは再生の部署にいる女神たちは皆「イナンナ」と呼ばれるから。

部署名と言っても良いのだが、女神ちゃんは源氏名として使っている。

大矢 直(おおやなお)

作者、元映像業界人。関西人っぽいが、新橋駅の烏森《からすもり》口を知っていたり、存在しない駅下の焼きそばうめえ!とか言ったり、現実と違う言い分が多々あるのは、違う世界だから。

正体は異世界から来た手相のお化け、人ではない。四角い見た目はHDD(ハードディスクドライブ)で、その中に大矢直の記憶が入っている、性格も似たようなモノ、鎌出の魔方陣によりD-26世界から召喚された。

バッカス神

ワインの神様だけど、一般的にはお酒の神。若いころはヤンチャしてました(てへぺろ)

今は落ち着いてバーテンをやっております。経験値はあるので、若い神様がときどき相談に訪れるという。

アッセン先輩

あっせん所の先輩だから「アッセン」、女神ちゃんと同じく部署名を呼び名として使っている。

少々のオタク気質あり、90年代のオタク悪評判に詳しい。空間をつなげる能力を持つ。

占い師

いろいろな占いにも詳しく、カウンセラーみたいなこともできる。よく考えたら占い師って凄いなあ

女神長・オーナー・占い師 【ペルセポネー 】

神話の時代から存在する第1級女神-創成と破壊の能力を用いて、宇宙空間に世界を構築した、

他の神々からも一目を置かれている。

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