おまけ~歴史ドラマと3つの性

文字数 2,165文字

ダンッ・・・とウイスキーグラスを置く直さん

戦国時代ばかりでもうあきた!


幕末ばっかりでもうあきた!


このローテーションにもうあきた!

某放送局の大河ドラマのことですか?

そうだ、多くの偉人がいたことは認めるが、吉田松陰の妹が主人公ってなんやねん?

ありましたね、昔そういうの

戦国時代では信長ブームらしいけど、不思議に思うのだが、これら信長関連は紆余曲折をへても必ず最後は本能寺で終わる、ということだ、その先はないらしい?

その先って?

あのさ、マンガや仮想歴史小説を書くなら、信長が生存し続けたif(イフ)時代を書いても良いだろうに?いくら探しても全然ない

(あれ、そうだっけ?)

第二次大戦で枢軸国側が勝った異世界の小説や映画はあるよな、または並行世界や太平洋戦争時にタイムスリップして日本が勝ちまくるif(イフ)戦争小説はあるだろ

ありますね

じゃあ、なぜ信長が天下取った世界の話がないのだ?

そういえばそうですね

マンガでも、タイムスリップものでも、いろいろな信長話は多いが、オチは必ず本能寺なんだ、なんでだろう?

そうですね、ありそうなものですが・・なぜでしょう?

歴史ものが詳しい作家なら、書けるんじゃないですか

たぶんそれは・・・歴史の細かい箇所も知りつくしているけど、歴史書にないものは想像できないからだと思う、ゆえに創作もできない、だから小説も書けないのだ

あー・・

すべて本能寺で終わるオチでプロットを作ってしまう、その先を書くなんて発想もないらしい?

・・でしょうね

もし織田信長が天下取ったらどうなっていたと思う?安土桃山時代も関ケ原も江戸時代もなかったかもしれない・・だろ?

まあ・・

太閤秀吉はならず、ゆえに千利休の茶道も発展せず、家康は左遷か蟄居(ちっきょ)を言い渡され、江戸にもいかず、関東は開発されないかも?江戸がないってことは東京もないってことで、今だに湿地帯だったかもしれない

ありえますね

さらに、信長は貿易経済、海外進出を狙っていたから、造船技術を発達させ、鉄砲や大砲技術を発達させ、今の香港、フィリピン、シンガポールへの南下政策、当時のスペインやポルトガルとの対立・・・


おおっ!

その気質・性格から衝突は必然!スペイン無敵艦隊との激突!武士と騎士とのバトル!、新兵器の投入・・・くうぅ~~燃える・萌える!まさに異世界だろ!

ですねー・・(目を輝かせて)

じゃあ書け、誰か?マンガでも良いぞ!呪術戦でも良いぞ、なにせ第六天魔王だからな

自分で書いたら良いでしょ

オレはSFは得意だが、歴史ものは不得意なんだよ。信長はあれだけブームならテレビやゲーム(女の子ではないだろう)くらいの知識はわかるさ、でも間違った歴史かもしれないじゃないか?マンガとゲームでごっちゃになって変に覚えた知識かもしれん、あるある的だろ・・

ジャンルを決めつけるな、と言ったのは直さんですよ

(うっ!し、しまった・・・)


お、おれは・・古文書だって読めないし(汗)

現地に行って調べれば良いじゃない?

そ、それは・・・タラタラ(汗)

★家康は腹に含むものがあっても、おくびにも出さず、豊臣を持ち上げた

「大阪城にはエレベーターがある、さすが秀吉どの、当時からバリアフリーを見越していたとはおそれいった、中国大返しもその才あってのことじゃ・・・」

ざわつく家臣たち・・



勝家「御屋形様(おやかたさま)の『天下布武』評定(ひょうじょう)がもようされる、みなの者、”大阪城ほうる” に集合じゃあ!」

ー舞台の上で、(うたい)のような下知をする信長ー

信長『♬ (みん)じゃあないYOまずは~こっちの中国ダァyo~毛利~なんか~一網打尽さ!ついでに四国攻めもやっちゃうYO~・・』

グルーピーNobuNobuNagaNaga我らの主君、天下一!!いえーい!』

こぶしを振り上げ、ノリノリの家臣たち・・・


藤吉郎「な、何事ですか?この騒ぎは」

長秀「南蛮にある《らいぶこんさーと》というものだよ。一種の洗脳みたいのものさ、この会場で評定をすれば、ノリ(祝詞)と勢いで、御屋形様の言う通りに決まってしまうのさ」

藤吉郎「なんと・・怖ろしいものですな」

長秀「使えるものは何でも使う、神のような獣のような、はかり知れない御方よ」

藤吉郎(神なら、比叡山は焼き討ちしないと思うけど・・)

(これはギャグで言ってるのだろうか・・?)

(信長なら岐阜城でしょ!わたしだってそれくらい知ってるもん)

(大阪城ホールではケーブル通しに苦労しましたからね・・・)

(もう何が何やら??)

(そういえば、直さんの作品はお笑い系ばかりだ・・これは歴史ものダメだな・・)

(ダメね・・・)

「歴史以前の問題だ! 」と歴史にくわしい読者からつっこまれるわけですね?

そのとおり~(ゲラゲラ)


ぐびぐびー

つまりだ、第二次大戦ifがあるのに戦国ifはなぜないのか?結果は同じ、になぜ従うのか?そこに需要とつけ込むスキがあるだろう、と言っているのだ

・・・・・

アイディア出し、わかったかい?

イヤイヤ、わかりませんよ

いちおう、時間繰り返し系のマンガ、ならあったけどね(講談社)

その先がない・・誰か、誰か書いてくれ~歴史に詳しい作家どの~


われわれの世界線(歴史)しか学んで来なかったから想像できないって?


それを創作するのが作家というものじゃないだろうか?

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登場人物紹介

鎌出狩夫(かまでかるお)

元人間の死神、転生の後、神の世界で1000年の修業期間中である。

「鎌出」というのは仮名、ほんらい神に名前はない、人間がそう呼んで分けているだけである。

豆知識だが、神々はすべて変身能力を持っている。

女神ちゃん(イナンナ)

再生神の一人である。「ひとり」というのは再生の部署にいる女神たちは皆「イナンナ」と呼ばれるから。

部署名と言っても良いのだが、女神ちゃんは源氏名として使っている。

大矢 直(おおやなお)

作者、元映像業界人。関西人っぽいが、新橋駅の烏森《からすもり》口を知っていたり、存在しない駅下の焼きそばうめえ!とか言ったり、現実と違う言い分が多々あるのは、違う世界だから。

正体は異世界から来た手相のお化け、人ではない。四角い見た目はHDD(ハードディスクドライブ)で、その中に大矢直の記憶が入っている、性格も似たようなモノ、鎌出の魔方陣によりD-26世界から召喚された。

バッカス神

ワインの神様だけど、一般的にはお酒の神。若いころはヤンチャしてました(てへぺろ)

今は落ち着いてバーテンをやっております。経験値はあるので、若い神様がときどき相談に訪れるという。

アッセン先輩

あっせん所の先輩だから「アッセン」、女神ちゃんと同じく部署名を呼び名として使っている。

少々のオタク気質あり、90年代のオタク悪評判に詳しい。空間をつなげる能力を持つ。

占い師

いろいろな占いにも詳しく、カウンセラーみたいなこともできる。よく考えたら占い師って凄いなあ

女神長・オーナー・占い師 【ペルセポネー 】

神話の時代から存在する第1級女神-創成と破壊の能力を用いて、宇宙空間に世界を構築した、

他の神々からも一目を置かれている。

「アマテラス」ではお世話になりました―! m(-_-)m

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