第12話 旅の師に対する憶測
文字数 392文字
「あれ、もう一つ型なかったっけ?」
「うん?」
「神光の型とかいうやつ」
「エブリ、それは……」
言おうとしてエブリはポロリと漏らした。
「たしか、旅の師匠はそんな型だった様な……」
神光の型を? 何かの間違いだろう?
あの型は特殊だ。たとえ、凄腕でも扱いきれない。神秘の型。第五の型。
老騎士も戸惑いを隠せなかった。
「お、お主の旅の師匠は神光の型の使い手じゃったのか……」
老騎士と目が合った。ここは誤魔化せという合図なのだろう。
「まあ、そういう型もあったな。それは四つの基礎を学び終えて応用も出来る様になったら学ぶものだ」
「そんな難しい型なのですか?」
ルナが尋ねてくる。賢い子だ。今の流れで旅人の正体に薄々感付いたらしい。
我々も確信はしていないが。
「ああ、とても難しい。気の遠くなるほどに」
この二人は見込まれたのか?
『あの御方』に?
何か壮大な流れが動き出している予感がする。
「うん?」
「神光の型とかいうやつ」
「エブリ、それは……」
言おうとしてエブリはポロリと漏らした。
「たしか、旅の師匠はそんな型だった様な……」
神光の型を? 何かの間違いだろう?
あの型は特殊だ。たとえ、凄腕でも扱いきれない。神秘の型。第五の型。
老騎士も戸惑いを隠せなかった。
「お、お主の旅の師匠は神光の型の使い手じゃったのか……」
老騎士と目が合った。ここは誤魔化せという合図なのだろう。
「まあ、そういう型もあったな。それは四つの基礎を学び終えて応用も出来る様になったら学ぶものだ」
「そんな難しい型なのですか?」
ルナが尋ねてくる。賢い子だ。今の流れで旅人の正体に薄々感付いたらしい。
我々も確信はしていないが。
「ああ、とても難しい。気の遠くなるほどに」
この二人は見込まれたのか?
『あの御方』に?
何か壮大な流れが動き出している予感がする。