第16話 エブリ視点・ルナの目標は?
文字数 372文字
「父さんは心配性なんだよ。少し位息子を信用しろって話だ」
「あらあら、あのエブリが言うようになったわね。さてはお父様の後継者狙っているわね?」
「それはもちろんだ。騎士王を目指したいという気持ちは騎士を目指す者なら誰にでもある願いだ」
「ふーん、そんなものなんだ?」
「ルナは違うのか?」
「ちょっと違うかな。お父様も目標の一つではあるけれど」
「けれど?」
「内緒」
人差し指をこちらの唇に添えて彼女は言った。
「乙女の心は読めないな」
「女性は色々なことを考えているのよ。男性が考えている以上に」
「ルナには勝てない気がする」
「そう言いながら実力は私より上でしょう? 私でも判るわ。お父様はエブリと闘いたがっているのよ」
「いくら何でも大げさな」
彼女は頬を膨らまして拗ねる。
「もう、エブリもお父様も正直じゃないなあ。どうして男の人って見栄ばかりはるのかしら?」
「あらあら、あのエブリが言うようになったわね。さてはお父様の後継者狙っているわね?」
「それはもちろんだ。騎士王を目指したいという気持ちは騎士を目指す者なら誰にでもある願いだ」
「ふーん、そんなものなんだ?」
「ルナは違うのか?」
「ちょっと違うかな。お父様も目標の一つではあるけれど」
「けれど?」
「内緒」
人差し指をこちらの唇に添えて彼女は言った。
「乙女の心は読めないな」
「女性は色々なことを考えているのよ。男性が考えている以上に」
「ルナには勝てない気がする」
「そう言いながら実力は私より上でしょう? 私でも判るわ。お父様はエブリと闘いたがっているのよ」
「いくら何でも大げさな」
彼女は頬を膨らまして拗ねる。
「もう、エブリもお父様も正直じゃないなあ。どうして男の人って見栄ばかりはるのかしら?」