「あり触れている」という言葉

文字数 430文字


「あり触れている」って、
【あり溢れている】とも言い換える事が出来るのだと思います。


だから「あり触れた言葉」とは、
【あり溢れている言葉】とも言う事が出来る。



誰もが何気も無く取り留めも無く、
意識せずとも頑張らずとも口にする事が出来る言葉であり、
【口に出来るようになった言葉】なんです。


自然に「それ」が出来てしまうという事は、
「その言葉」を見付けられるという事は、

その言葉がその想いが日常が、
ベースにあるという事でもあるんです。



一度自分のベースと成ったものに気付く事は難しい。

自分の身になったものだから。
自分の一部になるという事は、
自分からは見難くもなるという事でもあると思うから。


だから「あり触れた」言葉の重みにも気付き難い。
自分の自重の一部だから。



慣れてしまった自分の重みを感じる事は難しくもありますが、
この言葉をこの考えをこの見方を、

「あり触れた言葉」に出来た自分達って凄いんです。



あり溢れた言葉を【頑張らず】に言える日常を、

自分が掴んだ幸せとも呼べるんです。


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