もう来ないものに対して【拒み】や【辟易】なんて感じる事は出来ないんです。
文字数 339文字
「明日なんて来なくて良い」と思えるのは、
明日も【陽】が来てくれるから。
時に【希望】を疎ましくさえ思えるのは、
「励まし」を唄う人が居てくれるから。
「温かみ」を配る人が見えているから。
もう明日が来ないとして、
変わらず「明日は要らない」と言い続ける事が出来るだろうか。
太陽が落命したとして、
果たしてその時の自分は「灯り」や「温もり」を求めずに居られるだろうか。
【失望】も【挫折】も【落胆】も、
そこに光があったから心折る事が出来るんです。
【希望】を持っても見てもいるから、
そこに在る事を知っているから、
だから「拒む」事が出来るんです。
そこに【陽】があると分かってるから、
拒んでも明日が来てしまうのを「知っている」から、
そうである事を「信じてる」から、
だから安心して絶望するんです。