漫画しかり人生しかり、人は一人では【生きられない】
文字数 466文字
漫画を読む。
アニメを観る。
映画を観賞し小説に浸り、
音楽を聴きエッセイに心傾ける。
それって、【相手の人生】を【自分の人生】に取り入れているという事なんですよね。
会話でも作品でも相手の物語や事物を「覗かせて頂く」という事は、
文字や音楽を通じて相手の人生を「経験させて頂いている」という事でもあるんです。
他人って、自分では持ち得られなかった感覚や情動や展開といった「出合い」を経験して来てくれた自分自身の【片割れ】というイメージが私の中では強いんです。
自分が見れなかった世界をその目で見て来てくれた人。
経験して来てくれた人。
そして言葉や作品は、
相手の人生を垣間見る事の出来る【手段】であり
その人の世界を行き来する事の出来る【媒体】でもあるのではないかと思います。
私しかり誰彼しかり、
人は人の人生を頂く事で認める事で、
そうして【疑似体験】させて頂く事で、
自分の中にある既存の価値感と共に咀嚼し組み上げ撹拌し、
新たな着想や【自分の言葉】として生み出す事が出来るんです。
人の人生を頂く事で、
視野や視点、自分から見える世界は開拓されて行くんです。