意見を言う以上に意見を「聞く」方が余程気力が要るんです。
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最終的な結末が「不可能」でも、
間引きや断念などの「決断」をせざるを得ない結果に行き着く事になるとしても、
最初の一線を超えた状態から現状や意見を踏まえた上で【枠】に収まるよう努めるのと、
初めの一歩目から【枠】の中に収まるのとでは最初の【絶対値】が違う。
【枠】を出る分、
「出る杭」と成る分、
同じ背丈で並ぶよりも一層、風当たりは強まるのでしょうし、
批判や注目、論争の的となる事も、360°あらゆる角度からの意見を一身に浴びる事になるのもまた必然なのだと思います。
その上で自分は、意見を言う以上に意見を言われる側に居たいと思う。
発言するよりも発言を聞く方が余程気力が要るんです。
受け止めるという行為は、
言葉を伝える以上の労力が必要になるんです。
それらを踏まえた上で、自分自身の画角や視野の裾野を広げる為にも、
視点を増やした意見を差し出せる自分で在る為にも、
発言する以上に発言を聞く側で在りたいと強く思う。