彼女は理をあらわす

文字数 139文字

 桃の花びらが雪のように舞う。
 メジロが梅の木でかけっこをしてる。
 風情ある趣きにスマホをあたふたと探す。
 彼らはよそへ遊びに行った。
 うなだれる僕に彼女は言う。
「黙って見てればいいのに。撮れないから、昔の人は無常を重んじたんだよ」
 記録より記憶を。そんな彼女に僕の心が舞う。
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