少女の恩返し(7)

文字数 138文字

 最後の日、私は泣いて逃げた。

 康介さんの家には、いくつかの風景画が飾られてる。

 絵には疎いけど、とても優しいタッチで私は好きだった。

 興味本位で聞いたのが、間違いだった。

 絵は、全て康介さんが失明する前に描いたものだった。

 私は、こんなに才能溢れる人の人生を壊していたのだ。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み