魔法使いたいとぼく

文字数 136文字

「魔法が使えたらいいのになぁ」
 彼女はよく本気か冗談か区別がつかない。
「それはどっち?」
 区別がつかない時、僕はこう訊くように自分に課している。
「本気」
 今日は本気だったらしい。
「だって相変わらず伝わらないしさ」
 彼女は何を伝えたいのだろう。
 僕は二択すらわからないのに。
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