時を越えた再会

文字数 138文字

 弘は余命三ヶ月の宣告を受けた。

 妻への報告を逡巡しベンチに佇む。

 隣の老女に声を掛けられ、悩みを話す。

 老女の亭主も夭折していた。

 弘は家族への手紙の提案をされ、書く事を決意し家へ走る。


「死ぬ前にもう一度逢えました」

 目が湿り、老女は古い手紙を開く。

 差出人の名は弘とある。
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