うちの夫は、一流の殺し屋

文字数 139文字

 夫に殺される。

 毎日、恐怖に抱擁される。

 三人の子を残して、天には逝けない。

 コツン、と廊下で革靴が鳴る。

 真っ直ぐに近づいてくる。

 夫だ。間違いない。

 ドアのロックが解除された。

 ノブがゆっくりと回り、夫が顔を覗かせた。

「ただいま。今日も君は世界一だ」

 嗚呼、また殺された…

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