その名はロミオ

文字数 138文字

 いい香り。

 私はすぅーっと深く空気を吸い込む。

 朝の喧騒の中でも、この香りのおかげで体の隅々まで癒される。

 私がジュリエットなら、この香りにロミオと名づけたい。

 嗚呼、ロミオ様。

 あなたが芳香剤ではなく、人ならよかったのに。

「お姉ちゃん!またトイレにこもって!早く出てよ!」

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