遅い恋心

文字数 136文字

 おはよう、の声と共に毎朝勢いよく僕の肩を叩く子がいる。
 脱臼の際の治療費請求の為、毎日記録を取る。
 ある日、理由を尋ねてみた。
「いざというとき君を助けるためだよ!」
 三日後、いざが来て彼女は僕を救った。
 朝の恒例の出来事が消え、僕は涙と共に、遅い彼女への恋心を自覚した。
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