悔と壊

文字数 139文字

 臆病な青春を過ごした。

 弱い俺は拒絶が恐ろしく、告白の挑戦権も破棄した。

 年を経ると、それが後悔という痼になり、今の自分を庇護するため、過去の自分を責めている。

 あの人に逢いたい。

 もはや偏執的とも言える妄執は、生涯俺を蝕むのだろうか。

 失望感が去来する。

 自分を破壊したい…

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