第54話 決着

文字数 7,812文字

第54話 決着 ~ Queen of Hearts IV 【松戸美園視点】

「ふざけんじゃないよ! なんなの、あいつ!」

 松戸美園は、バイクに乗せられ逃げていく美浜有里朱の背中を憎らしげに眺めていた。またしても「してやられた!」のだ。その悔しさで彼女の感情は今にも爆発しそうである。

「十人以上も男がいて、あの子を捕まえられないってどういうこと?!!」
「お嬢! 上!」

 配下の一人が叫ぶ。ぽかんと見上げた美園の視界には一瞬ドローンが映り、次の瞬間、水風船のようなものが顔面へと落ちてくる。

 バチャっとそれは弾け、中に入った液体が彼女の身体全体にかかる。目の前が真っ暗になり、微かなシンナー臭がする。

「なに! 見えないんだけど」
「美園さん、これを使ってください」

 彼女の手にはタオルのような布が渡された。それで顔を拭うと視界がクリアとなる。

「ペンキ?」

 タオルは真っ赤に染まっていた。首を回して自分の服を確認するも、それも真っ赤に染まっている。

「着替えて身体を洗った方がいいですね。車出しますから、家まで送りますよ」

 矢切という配下の男にそう提言され、とりあえず心を落ち着けて美園は彼の車へと乗る。頭の中は、あの美浜有里朱に「なぜ逃げられたのか?」という思考で埋め尽くされていた。

「矢切! あんた、あの子のスマホの電源切らなかったの?」
「いえ、鞄の中にあったスマホの電源は落としましたから、位置の特定は他の手段ではないかと」
「あのバイクに尾行されてたってこと?」
「いえ、尾行はありませんでした」
「じゃあドローンが追いかけてきたっていうの?」
「でも、あそこから二十キロ以上も離れてますよ。そんなに長い距離を飛べるドローンなんて聞いたことないですよ」
「じゃあ、どうしてあの子の居場所がわかったのよ?!」
「さあ……そこまではわかりません」
「まさか、あんたが漏らしたんじゃないでしょうね?」
「オレは美園さんに指示されるまで、どこにあの子が運ばれるか知りませんでしたよ。漏らすなら他の奴じゃないですかね?」
「……ったく、使えない奴ばっかなんだから!」

 後部座席に座っていた御園は、運転席のイスの背面を蹴りつける。

「痛いですよ……運転中なんですから、勘弁してくださいって」


**


 家に帰ると美園はすぐに風呂場へと直行する。精神を落ち着けるためにも、シャワーで汚れを落とすだけでなく湯船につかるのも重要だと考えた。

 リフレッシュされたことで、彼女は落ち着きを取り戻す。

 そんな彼女が自分の部屋へと戻る途中、使用人の西口に呼び止められた。

「お嬢様、旦那様が応接間でお呼びです」
「あれ? お父さま、仕事じゃないの?」

 今日は平日。いつもなら夜遅くならないと帰ってこない父親が珍しく家にいるらしい。

「ええ、何か緊急の用事があるということですが」
「緊急?」
「詳細は聞いておりません」
「わかったわ。行けばいいのね。お母様も一緒?」
「はい、そのようです」

 美園にとって父親は畏怖する存在だ。だが、自分を溺愛する母親は常に彼女の味方である。なにかあったら庇ってくれるだろう。そんな風に彼女は考えていた。

 ノックをして応接室へと入る。ここは十二畳ほどの洋間だ。高級なソファーや、父親のコレクションする絵画の一部が飾ってある。

「お父さま、何かご用でしょう……」

 美園の声が止まる。それは驚きあまり言葉が詰まってしまったからだ。

 彼女の真正面に見えるのは、憎むべき存在である美浜有里朱だった。なぜか応接間のソファーに悠々と座っている。

「なんで美浜がいるのよ!」
「美園。ここに座りなさい」

 父親の指示は、彼の隣の空席に座れということだろう。母親は少し離れた場所に座っていた。美園が母に助けを求めようにも項垂れたままで、顔を上げてくれない。

 ソファーは四角いローテーブルの三方を囲んで配置されている。部屋の入り口から右側には美浜有里朱。そして、その向かいの左側には父親。そしてソファーの中央の奥側には母親と、そしてなぜか叔父の松戸信好が座っていた。その目は、何かとても怒っているようにも感じる。

「な、なんなの? しかも叔父さんまでいるなんて……」
「美園! 黙って座りなさい」

 父親の怒号にビクリと身体が反応する。恐怖の対象である彼の声には逆らえない。再び助けを求めるように母親へと視線を移すが、彼女は俯いたまま美園を見ようとしない。

 おとなしく座ると、今度は叔父の苛立ちを帯びた言葉が突き刺さる。

「美園。おまえ、中学の時で懲りたんじゃないのか?」

 叔父の言う「中学の時」というのは、美園が中学時代に直接いじめに関わっていたことを指すのだろう。

「そ、それは……けど、わたくしは、今はいじめには直接関わっておりません」

 みんな他人にやらせたんだ。美園は言い訳のように心の中でそうつぶやき出す。

「そうね。松戸さんは、全部あなたの配下に指示しただけだもんね。直接っていうと正確じゃないかもね」

 余裕の笑みを浮かべて美浜有里朱が呟く。その瞳の奥には、美園を冷たく観察しているような底知れないものがあった。

「けど、松戸さん。今回の誘拐の件は、直接関わってしまったよね? 全部生配信されてたって知ってた?」
「生配信?」
「限定だけどね。でも、その限定放送をこちらのご両親と松戸議員も視聴してくれたんですよ」

 体中から汗が噴き出るような感覚に陥る。美園は全身から力が抜けそうだった。

「それに、今までのいじめの証拠もあるからね。その中には犯罪として被害届けを出せるものもたくさんあるよ」
「ね、ねえ、美園ちゃん……とにかくその美浜さんに謝りなさい。それで、ね、許していただきましょうよ」

 母親の震えた声が聞こえる。美園を庇ってくれるような優しい声だが、いつもと違ってそこには力強さがない。

「誠意をもって償わせていただくよ。不肖の娘のしでかしたことだ。もし弁償しなければならないものがあるなら言ってくれ」

 父親が頭を下げる。あの美浜に。そのことが美園のプライドを崩壊させていく。

「……」

 かつては自分より下の存在であった美浜有里朱。そんな彼女に服従することは、屈辱的でもあった。美園は悔しくて悔しくて、心が張り裂けそうな思いである。

「わたしが望むことは二点だけです。松戸さんにいじめをやめさせること。そして、彼女の中学時代に起きた流山空美(ひろみ)さんの転落死の真相です。」

 美浜は視線を叔父さんの方へと向けた。

「わ、私に聞かれても知らないぞ」
「警察と癒着して松戸さんのいじめを隠蔽したという噂もあります」
「知らん。私は警察組織になんの権限もない。ただ、知り合いの弁護士に頼んで根も葉もない噂が書かれた掲示板の書き込みを削除してもらったことがあるだけだ」
「美園さんが殺人に荷担したという例の書き込みですね」
「ああ、そうだ」
「では、あくまで書き込みを削除しただけで、美園さんの犯した罪を隠蔽したわけではないと?」
「そうだ」
「二週間前、県警の婦警と夜中に密会していますね」
「ど、どこでそんな情報を」

 威厳のあるあの叔父が明らかに動揺していた。

「彼女は交通課の子だ。美園の件とはなんの関わりもない」
「密会の現場は、ホテルでしたね」
「そ……それは……私用で会っていただけだ」
「松戸議員はご結婚されていますよね。お子さんもたしかお二人とか……」
「……」
「癒着ではないと?」
「そうだ! そもそも、交通課の婦警に事件をもみ消す権限などない」
「会っていたことは認めるんですか?」
「ああ、確かに会っていた。でも、それはプライベートな用事だ」
「ただの不倫ということですね?」

 嫌らしい美浜有里朱の顔。まるで悪魔のような底知れない圧力を叔父にかけていた。

「キミには関係ないだろ? それとも私を強請るのか?」
「言ったじゃないですか、わたしが知りたいのは事件の真相だって。松戸議員、もし真相を隠しているのなら、不倫の証拠をばらまきますよ。最近流行りですからね。議員の不倫騒動ってのを世間は求めているでしょう。全国的に名前を売るいい機会かもしれませんよ」
「やめてくれ……本当に知らないんだ」
「本当に?」
「本当だ。勘弁してくれ。そこまで美園に思い入れはない。むしろ、目の上の瘤なんだよ、この子は」
「わかりました。後で裏を取らせていただきますので、潔白が証明されしだい、不倫関係の情報は破棄させていただきますね。では、松戸美園さん。あなたに質問です」

 美浜の嘲笑うかのような顔が美園に向く。

「な、なによ?」
「流山空美(ひろみ)をいじめていたのはあなたですか?」
「流山空美(ひろみ)……?」

 そんな名前の子に覚えがなかった。いや、名前はあとで知ったんだっけ? 美園の記憶ではそういうことだった。

「い、いじめていたっていうか、からかってただけよ」

 気にくわない子を片っ端からいたぶっていた頃だ。名前までいちいち覚えていない。でも、あとになって自殺したとわかって美園は初めて名前を知ったのだ。

「ふーん、からかっていたと。いじめではないと?」

 自殺するほど追い詰めた覚えはない。ほんとうにムカついて、からかっただけだ。

「そ、そうよ! けど、あんたに関係ないでしょ!」
「流山空美(ひろみ)さんが自殺した日のあの時間、あなたはどこにいましたか?」
「な、なんなの? あんた探偵かなんかのつもり?」
「答えて下さい」

 威圧的な美浜の瞳。それに屈するしかない自分に情けなくなってくる美園だった。

「そんな昔のこと覚えてないわよ」
「では、その頃に仲の良かったご友人の証言があります。これを聞いて何か思い出すことはありませんか」

 美浜がスマホを取り出して、音声データを再生する。

―「えー? 流山が自殺した日? そん時は美園とカラオケ行ってたんじゃなかったっけ? それがどうしたの?」

 そこで美園の記憶があの自殺事件のあった日に繋がっていく。

「そうよ。思い出したわ。マヤと一緒にエリさんのとこのカラオケボックスに行ってたのよ。自殺したのだって、次の日まで知らなかったんだから」
「松戸さん、今スマホ持ってる?」
「あるけど、それがどうしたの?」
「買い換えたのは何年前?」
「去年だけど」
「買い換えの時にデータ移行はしてるんだよね」
「う、うん」
「貸してくれない?」
「なんであんたなんかに!」
「流山空美(ひろみ)があなたに殺されたって噂を知ってるでしょ? やってないことを証明したくない?」
「証明? そりゃ、やってないけどさ」
「じゃあ、貸して。画面のロックは外しておいてね」

 美園は素直にスマホを渡す。と、それを受け取った美浜が、彼女のスマホの中にある画像データを見始める。

「ちょ……なに勝手に見てるの?!」
「事件のあった日の日付で画像を探してるの」
「やめてよ。プライバシーの侵害よ」
「えー? あなたがやってないという証拠を探そうとしてるのに?」
「どういうこと?」
「ほら、写真に日付と時間があるでしょ?」
「……」

 それは美園の友人のマヤと一緒に自録りした画像。一目でカラオケボックス内とわかるものだ。

「この時間帯に事件が起きたの。あなたが第三者に依頼しない限り、あなたのアリバイは証明されることになる。」
「だからやってないって」
「うん。あなたが直接やってない(・・・・・・・)ってことは信じるよ」

 なぜかほっとする。もしかしてこのまま美浜有里朱は引いてくれるのではないかと美園は思ってしまった。

「許してくれるの?」
「許す?」
「え? だって、わたくしは……」
「流山空美(ひろみ)を直接殺してないってのはわかった。けど、まだ間接的な可能性は残ってる。それと、高校に入ってからのわたしたちへのいじめは別問題だよ」
「ど、どうすればいいのよ!」

 美園が呆然としてると両親がこう告げる。

「謝りなさい」
「美園ちゃん、謝って」

 土下座でもすればいいのだろうか? そういえば、彼女にそうさせるように指示を出したこともあったっけ? 自分がそれをやるの? そんな惨めな姿を晒すのはイヤ。美園の心が急激に拒絶反応を示す。

「まあ、待って下さい。本人が反省してないのに謝る必要はありませんよ」

 美浜有里朱が立ち上がった。そしてぐるりと両親と叔父を見回す。

「じゃあ、どうすればあの子を許してくれるのか?」

 父親がそんな言葉を呟いた。

「だから言ったじゃないですか。いじめをやめることだと」
「そんな約束でいいのか?」
「約束? 口約束なんて、なんの効力もないですよ。むしろ、ご両親は娘である松戸美園さんのことがかわいくないのですか?」
「どういうことだ?」
「このままでは松戸美園さんは反省もしませんから、また同じ事を繰り返すでしょう」
「たしかに……」

 父親の顔が険しくなる。そして美浜は叔父へと視線を向ける。。

「松戸議員。あなたの姪がいじめの首謀者として目立つことは、議員活動に影響を及ぼさないのですか? あなたは教育改革に力を入れているのでしょう? それがあの子のおかげでまったく説得力がなくなります。支援者になんて言い訳しますか?」
「そ、それは……」

 美浜は黙り込んだ叔父に満足したかのように笑みを浮かべて、今度は父親に視線を戻す。

「美園さんのお父さま。病院経営をしているあなたにとって、あの子のスキャンダルは致命的なものになりませんか?」

 父親に追い討ちを掛けるような言葉を吐いた後、美浜は母親の方に視線を向けた。

「そしてお母さま。いじめの被害者は泣き寝入りする子ばかりではありません。わたしのように平和的に解決を望む者もいるでしょうが、憎悪の強い復讐者になる場合もあります。そのさい、あなたは美園さんを守れますか?」
「美園ちゃんが仕返しされて傷つくと?」
「傷だけならいいでしょうが、刺し違えてでも『殺したい』という人も出てくるでしょうね」

 美浜有里朱が美園の側に近づいてくる。彼女の鼻孔を擽る微かな悪臭。本当に微かだが、生臭い匂いがした。

「わたしとしては、美園さんを世間から隔離することをオススメします。彼女は人を傷つけることによって快楽を得る傾向にありますよ。このままでは、いじめをやめられないどころかエスカレートするだけです。今回の拉致未遂事件を見て、何か感じません? 被害者を増やしたいですか? 議員の経歴や病院の信用を傷つけたいですか? 復讐者を増産して、彼女を危険にさらしたいですか?」

 叔父の顔色が変わり、切羽詰まったように父親に話しかけた。


「栄介。おまえのとこの病院、閉鎖病棟があっただろ?」
「……待ってくれ、あの子は精神病と診断されたわけじゃない」
「そうよ。あの子は病気なんかじゃないわ」

 美浜は注目させるためなのか、ローテーブルをバンっと手で叩いて大きな音を出す。

「いいんですか? (やまい)は早期治療が大切じゃないんですか? 手遅れになる前に治療するってのが、親御さんの努めじゃないんですか?!」
「美浜! さっきから、ナニイッテルノ!」

 美園は立ち上がると美浜有里朱の胸ぐらを掴み、食ってかかる。その言動もだが、彼女から漂う微かな生臭い匂いが、どうにも美園の心を苛立たせていた。

「まあまあ、落ち着いてくださいよ。喧嘩しに来たんじゃないんですから。わたしは平和的な解決を求めているんですよ」

 美浜は両手を挙げ、降参のポーズをとっているが、そんなのは上っ面だけだ。心の中ではきっと自分を嘲り笑っているに違いない。そう、美園は思い込む。

「美浜、あんた……」
「わたしは彼女に対し謝罪は求めません。彼女の心が健やかに育つよう願うだけです」

 その物言いに美園はムカついてくる。学校での居場所を奪っておいて、またさらに奪おうとするのかと。それを綺麗な言葉で誤魔化そうとするのか、と。

「美園やめなさい」
「その子から離れて」

 両親の声は美園には届かない。美浜有里朱に対する怒りだけが蓄積されていく。

「イライラしてるんですか? カルシウム不足じゃないですか?」

 美浜有里朱の表情は、まるで悪魔のような笑い方だった。

「ふざけんな!」

 その言葉を吐くと同時に、美園の口の中に何かを突っ込まれる。口内に広がる魚の生臭さ。彼女のトラウマにスイッチが入る。

「うぁあああああああ!!!」

 ノイズが入ったように美園の思考は混乱した。

 彼女は美浜有里朱を突き飛ばすと、狂ったように部屋中を暴れまわる。ガラス製の大きな灰皿を手に取り、窓ガラスを割り、壁に掛かっていた絵画に叩きつけた。そして、そのまま美浜有里朱を×そうとして、父親と叔父に止められる。

「どうしてあの子を×させてくれないの? あの子が×ねば全部終わるのに」

 振り上げた灰皿が叔父の頭に当たる。一瞬、時が止まったような気がした。たらりと彼の額から赤い血が垂れ落ちてくる。

「きゃああああ!!!!」

 母親が悲鳴を上げ、父親が美園の頬を叩いた。

 赤い血を見て美園はさらに混乱。あとは逃げるように扉を開けて応接間を出て行く。そして、自分の部屋に入り鍵を掛けて布団の中に包まった。

「ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、ワタクシハワルクナイ、……」

 美園はそのまま眠りに落ちていく。


 彼女が再び目覚めたのは、身体の違和感からだった。両手どころか、身体全体が動かない。

 徐々に覚醒し瞼を開くと、そこは見慣れぬ白い天井だった。自分の部屋で寝ていたはずなのに、と美園は不思議に思う。

 ぼんやりしていた頭も段々と目覚め、改めて周りを見渡したところで、自分の身体がベッドに拘束されていることに気付く。だが、変にだるさが残り、無理矢理起き上がろうという気力も起きなかった。

「落ち着いた?」

 看護師らしき人が声をかけてくる。「うちの病院の人? それにしては見たことない人だな」と美園は不思議に思った。それに父親の病院は、彼女が小さい頃から何度も行ったことがあるが、こんな部屋は見たことがない。壁はすべて白く、窓には鉄格子がはめ込まれている。

「ここはどこ?」

 美園の問いに看護師は無言の笑顔で答えるだけだった。

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