第4話 センターでも保健室登校~おまえこういうの好みなの?~
文字数 753文字
州国運営の脳機能研究センターは郊外の種原山自然公園内にある。
シナモン、ナツメグ、カルダモンはセンター内に併設されている寮に住むことにした。
センターは家から通える距離だったが、3人とも貧困家庭、三食ついて衛生的な寮の方が格段に生活レベルが向上するからだ。
シナモンは性的サイコパスに襲われて以来、悪夢を見てしまうため、夜眠れなくなっていた。
そのため、日中ウトウトすることが多く、高校では保健室登校の常連に。
保健室には馴染みのカルダモンがいるので、安心して眠れるのだ。
仕切りのカーテンを閉めて、熟睡する2人。
少しして小さくカーテンが揺れる。
そーっとカーテンの隙間から、シナモンのベッドを覗き込む男子2名。
物音でシナモンが目を覚ます。