第29話 私達、男嫌いだった（笑）
文字数 522文字
とある休日の昼下がり。
ねえ、ゴマって男子の中では優しい方だよね。
え？ まあ、そう……かな？
ナツメグはゴマのことどう思っているの？
どうって……そんなのわかんないよ、だって、ほら、私、男嫌いだし。
そうだった！ 私も男嫌いだった～（笑）
シナモンはコウジのことどう思っているの？
いつもコウジがシナモンのこと心配そうに見ているよ。
ええ！？ すぐブスとか言うのよ、あいつ。
そうだね、からかってばかりだよね。
でも言葉には出さないけど、態度とか視線でわかる。
あいつ、シナモンのことちゃんと好きだよ。
うん、実はちょっとわかる。
私が男性アレルギーって知ってから、ふざけてちょっかい出すフリするけど、本当に嫌なことはしてこないし。
……もう！ ナツメグの話をしようよっ！
ゴマ君はただのチームメイトだよ。
だってゴマ君のこと、クローブちゃんがいつも見ているもん。
なかなか話しかけられないみたいだけど。
それは言える～
でも全然共通点の無い２人だよね。
もしあの２人がつき合うとしたら、なにがきっかけなんだろうね～。
ゴマとクローブ、そしてその他、面倒臭いチームメイトがカップリング成立するのは、
５部『ＡＩ猫とラフ・シャッフル』１７話「ＡＩ猫のカップリング実験②」あたりになります。
