第1話 あらすじ紹介

文字数 1,186文字

これから始まるのは、一番はじめに作った『1部・2部の概要』以前のお話になります。


実はこのチャットノベル、すぐ完結するつもりで、ノープランの行き当たりばったりで作成していました。

当初、インナーバトルフィールド(笑)で戦う設定をしたくせに、いつの間にかすっかりそれをどこかに置き忘れ……整合性は大目に見てください。

おいおい、最初から開き直るなよ。

ちゃんと作れよ。

ツッコミありがとう。


整合性を気にしていたら進まなくなっちゃったんだよ!


それではみんな、毎度おなじみ物語の背景とか、いろいろ、紹介よろしく。

私達が住んでいる州国は、カーストトップの上級州国民が利権を握っていて、格差社会は広がるばかり。

犯罪も増加の一途をたどっている。特にサイコパスによる犯罪。


そこで国土調整環境省(国調省)は、犯罪の抑止力となり得る、異能者の人材確保をするようになったの。

22才以下は特待生と呼ばれ、運営への貢献度合いで奨学金ポイントが支給されたり、州立防災技術開発大学校(防開大)に推薦入学ができるように。

もう末期だよな。

アタシら貧困層は一生このままかよ……

そこで一発逆転のチャンス! 特待生になるのよ。


異能力(スキル)を磨いて悪いヤツを捕獲すれば、奨学金ポイントがもらえるんだから!

これでお米が買えるし、もう学校の勉強をしないでも済む?

アタシも特待生になりませんか、ってスカウトきたけどよ、けっこうヤバい現場に行かされるって噂だぜ。

これ、アタシの手下どもに情報収集させたマジ話。

でもね、ヤバい現場に行くようになったら、運営は自分のスペアを用意してくれるんだって!

だから失敗しても、何度でも再起動できるって話よ?

おいおい、シナモンちゃんよ、それのどこに安心できる要素があるっていうんだよ……
私も特待生にスカウトされた。

シナモン、一緒に脳機能研究センターで研修を受けよう。

うん! ナツメグが一緒でよかった~
私達、男嫌いで意気投合したんだよね。
はっきり言って、現実は手詰まりなんだよな。

アタシも下克上狙って、センターとやらに行ってみるとするか!

私はみんなとは高校が別なの。


私がスカウトされてセンターへ行くのは、少し後になります。

中坊の時からのツレ、サンショウとゴマと一緒に、種原山自然公園でサバゲーしているところを、3人まとめてスカウトされたんだ。


リアルサバゲーができるんだろ? センター行きを断る理由が無いぜ。

俺様はこんな下層でくすぶっている人間ではない。

絶対に成り上がって、本来いるべきポジションに登りつめてやる。


特待生はその足がかりだ。

実績を積んで、防開大に進学するつもりだ。

サンショウは見た目は頭良さそうだけど、はっきり言ってバカだからな。


普通に試験受けたらどこの大学も入れないから、そのルートしかないもんな。

おまえ~裏口入学みたいに言うなよ。
俺は勉強しないで済んで、楽しければどこでもいいよ。
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