第18話 西条で大失敗!
文字数 507文字
広島で、まだ緑さんと仲良しだった2015年頃に、西条の酒祭りイベントにミッションしに行こう、という企画が盛り上がった。
もちろんイベントは大好きだから、わたしはホホイのホイとついていった。
西条は日本酒の街である。毎年10月頃になると、酒祭りというイベントも行われる。来客した人たちは、お酒を無料で試飲することができるのである。
西条のマンホールも、お酒をモチーフにしていて特徴的だった。
「こんなのふつうだよ、写真に撮っても意味ないよ」
と言う仲間の言葉も聞かず、カメラでぱちり。
西条の街を歩く。映画に出てきそうな古い町並みだ。
酒屋や酒蔵にぶら下がっているあの丸い玉は、「杉玉」というらしい。
お酒を出してくれる店をアチコチ味見しまくる。紙コップになみなみと注がれた酒を、ぐいぐいいきますよ。
「あら、あすにゃん。顔まっか!」
ゲーマーが笑い転げた。
だって、美味しいんだもん。
そうしているうちに、
「じゃあ、この紙コップは、こっちに棄ててくださいね」
用意された袋にコップを棄てようとして……、
コケた。
「だ、だいじょうぶ!?」
周囲が介抱してくれたが、弱いくせに酒に飲まれてしまったその日のわたしであった。
もちろんイベントは大好きだから、わたしはホホイのホイとついていった。
西条は日本酒の街である。毎年10月頃になると、酒祭りというイベントも行われる。来客した人たちは、お酒を無料で試飲することができるのである。
西条のマンホールも、お酒をモチーフにしていて特徴的だった。
「こんなのふつうだよ、写真に撮っても意味ないよ」
と言う仲間の言葉も聞かず、カメラでぱちり。
西条の街を歩く。映画に出てきそうな古い町並みだ。
酒屋や酒蔵にぶら下がっているあの丸い玉は、「杉玉」というらしい。
お酒を出してくれる店をアチコチ味見しまくる。紙コップになみなみと注がれた酒を、ぐいぐいいきますよ。
「あら、あすにゃん。顔まっか!」
ゲーマーが笑い転げた。
だって、美味しいんだもん。
そうしているうちに、
「じゃあ、この紙コップは、こっちに棄ててくださいね」
用意された袋にコップを棄てようとして……、
コケた。
「だ、だいじょうぶ!?」
周囲が介抱してくれたが、弱いくせに酒に飲まれてしまったその日のわたしであった。