第26話:重臣のフロリダ旅行

文字数 2,757文字

 日本に着くと昼間、春の日射しが出て春を感じられる季節になっていた。日本に帰り飯能駅の近くの公民館で犬山重臣が週に3回、そろばん教室を開き子供から大人まで、月2千円の月謝で60人も通ってくれて旅行代、稼ぎになった。その後、暑い夏を過ごし、秋・冬へ、犬山重臣は夫婦で2004年12月にマイアミから、カリブ海クルーズに出かける計画を立てた。

 12月10日、成田からデトロイト経由でマイアミへ18時間のフライトで2004年12月11日に到着しホテルに1泊し翌日10時にマイアミ港に着き乗船手続きをとった。今回はカーニバルクルーズの5日間のクルーズの旅で半額以下のディスカウント・チケットが手に入り1人1000ドルで乗れた。乗船後、避難訓練の後、夕食をとり2日目は洋上クルーズで3日目にドミニカ共和国のアンバー・コーブに到着した。

 少し歩くと各種オプショナルツアーのバス乗り場がありスキューバダイビングやスノーケリングを楽しむ人が多くて行列だったので歩いてビーチまで行けるとの話を聞き暖かい陽を浴び、徒歩約20分で乗ってきた大型客船が見えるにもかかわらず海は美しく透明度も高いのには驚いた。出向が17時なので水遊びをして午後15時前、船に戻った。

 クルーズ4日目にグランド・ターク島に朝8時に到着し下船し小舟に乗り換え2時間のシュノーケリングに参加し小さな赤エイをみながらギブズ・ケイの白い砂の砂を足元の間に感じ日陰のツアーボートで軽食を楽しみ、グランドタークの美しいサンゴ礁のシュノーケルを楽しんだ。なお、このツアーにはスナック全てのシュノーケル用具、冷水、紅茶、コーヒーが含まれ、快適だった。午後13時には、クルーズ船に戻り16時に出発した。クルーズ4日目は洋上クルーズ。

 クルーズ5日目の朝8時にマイアミ港に帰った。ホテルに戻ってカリブ海クルーズのパンフレットを見ると米国内で比較的近くの出発港はフォートローダーデールとマイアミ、タンパ、ガルベストン・ヒューストンの湾岸部、ニューオーリンズ、ポートカナベラル・オーランドの東方の湾岸、6ケ所とわかった。今回はタンパとポートカナベラルとオーランドのディズニーワールドに行ってみることにした。

 翌日は広大な湿地帯の拡がるエバーグレイズ地域を巨大な風力エンジンを積んだエアーボートに乗り巡るツアーを予約して参加した。このエアボートは巨大プロペラの力で宙に浮いているように進むボートす。迫力がありプロペラの音と高速で湿地帯を爆走するのでスリル満点だった。湿原には野生のアリゲーターも見えて、他では経験できない貴重な体験が所要時間は3時間で13時に終了しホテルへの送迎つきだった。

 次の日はマイアミのサウスビーチへ出かけて、砂浜を散歩し、写真を撮った。その後1930年代に建てられたアールデコという建築様式の建物が並んでいる。カラフルでレトロな雰囲気の建物でサウス・ビーチの多くで見られる。どれも80年以上前に建てられた建物ですが、きちんとメンテナンスされていて今でも現役で使われている。

 特にビーチ沿いのオーシャンドライブにアールデコ調の建物がずらっと並んで建っているのは壮観だ。近くで昼食をとり、午後からマイアミ水族館へいった。特に大型のシャチのショーは圧巻。夕方はクルーズ船などが停泊しているベイサイドにある「ベイサイド-マーケットプレイス」で、お土産や飲食を楽しめ、落ち着いて、夕食をとることにしてホテルに戻った。

 翌日、マイアミ空港からタンパへ飛び1時間で着いて予約していたホテルにチェックインして昼食をとってフロントで、おすすめの観光コースの資料をもらい午後タンパヒストリークルーズに出かけた。このツアーはタンパ湾とデイビス島とハーバー島のツアーであり、この地区の歴史を知る上で役立ち水辺の公園や散策には最適だった。

 次の日はブッシュガーデンとタンパ球場でシアトルマリナーズの練習を見に行き30分見学した後、近くのレストランで昼食をロイヤル・カリビアン・クルーズの船の案内所に行きオーランドからケープカナベラルへ行くシャトルについて聞くと、あそこはディズニークルーズが仕切っているのでディズニーの経営のホテルか系列のホテルから専用のシャトルは出ている。

 しかし個人で行くお客さんはレンタカーかオーランド空港から1時間かけてタクシーしかなく不便な所だと教えてくれた。そこで今回はケープカナベラルへいくのをあきらめた。その後、タンパのクルーズターミナルを見学に行き、その帰りにもう一度、ロイヤル・カリビアン・クルーズの船の案内所に行きクルーズ船の資料をもらって帰った。その後、タクシーでダリ美術館へ行き見学したが、あの有名なダリの絵だから仕方ないが入館料が高い。

 17時にホテルに戻り、タンパの3日間を終えて、ホテルをチェックアウトし、アムトラックという列車でタンパ10時半に出て午後13時前にオーランドに到着しバスでオーランド空港へ行き、そこからホテルのシャトルに乗って予約した、ユニバーサルスタジオ近くのホテルにチェックインし早めに夕食をとって床についた。

 翌朝、既に2日通しの2パークチケットを2枚購入したのでホテルの朝食をとり8時過ぎにホテルを出て8時40分に入場ゲート前に到着。9時、入場しハルクコースターとスパイダーマンへ向かった。すごい迫力でジェットコースターは駄目という人にはきつい。トライセラトップス・エンカウンター、本物の様な恐竜の飼育状況を間近で見ることができ飼育係のスタッフがいろいろ説明をし、まるで本物のような扱い。

 ジュラシックパーク・リバー・アドベンチャー、ジュラシックパークメインのライド。映画そのままのシーンで驚かされた。ダイナミック・ナイツ・スタンタクチャー、中央にある湖でスタントと爆発のショーがありました。水上バイクやボートに乗って犯人を追い詰めるというショー形式で最後の大爆発がすごい。ジ・アメイジング・アドベンチャーズ・オブ・スパイダーマンは映像と体感といい今迄にないアトラクションでした。

 ポセイドンズフューリー、エスケープ・フロム・ザ・ロストシティ、失われた都市の制覇をめぐって繰り広げられるゼウトとポセイドンの戦い。レーザー光線と水を使ったアトラクション大掛かりでした。など、楽しんだが、ディズニーワールドと比較すると個人的には、こんなものかなと大きな差があると感じた。

 2004年12月24日、クリスマスイブに、オーランドを出発して、デトロイト経由で成田に帰ってきたのは年末の12月26日で、もう既に、クリスマスは終わり、そろそろ企業の休みが始まる時期で日本の電車も、道路も混み始めていた。やがて2005年となった。
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