34:この展開は、絶対に絶対に予想できない!『フィースト』シリーズ

文字数 3,331文字

ほほほいっと正月更新! あけおめ! 
あけましておめでとう。
おめでとうー!
だいたい1月1日って日付が変わると同時にTwitterやらLINEやらで無差別あけおめ爆弾が投下されまくるじゃん?
言い方。
まぁ、その時間に起きてたらね。周りからも通知が来るし。
んでさ、私は「あけおめー!」って適当に書くんだけど、みんな結構「あけましておめでとうございます。」とか、「今年もよろしくお願いします。」とか書いてくるわけなんだけどさ。
…………なんか、育ちの違いがこういう時に出るのかなーって、年明け早々プチ鬱? みたいな?
いやいや、そんなに気にすることないよ! みんな同じだって!
そうなのかねぇ……
ほんとほんと! だいたい私なんて死んじゃってるから全然めでたくないもん!
あー……
あー……
あ、その反応はちょっと想定外! もっと笑い飛ばしてほしかった!
でも芸夢先輩の言うとおりよ。別にみんな定型文送ってるだけだし、そんなに細かいこと気にしてないでしょ。
ん、まぁ私もそこまで気にしてるわけじゃないんだけどね。
なんなのよ!
だって、そんなこと気にするくらいなら皆で集まってパーッと遊んだ方が楽しいし! 寝て起きたら割りとどうでもよくなった!
プチ鬱だったのは寝る前までね。
なんだー、それなら良かったよ。
心配して損したわ……
ハッハッハ! 心配してくれてありがとう。

今年も二人のおかげで良い一年になりそうだよ。

んじゃそろそろ映画紹介をしましょうかね。

今回は『フィースト』でやんす! ちなみに邦題が『フィースト』なのか『ザ・フィースト』なのかわからなかったので間違ってたらサーセン。

モンスター映画なんだっけ? 前に紹介した『トレマーズ』みたいな感じなのかしら。
モンスターが人を襲うって点はその通りだけど、それはモンスター映画自体が当てはまるね。

この『フィースト』は孤立した酒場を舞台に多数の人間とモンスターが戦う映画だよ。

面白そう!
うん、この映画は三部作構成なんだけど、1作目は手放しでオススメできるよ。1作目はね。
えっ?
まぁ、とりあえず雰囲気を掴んでもらうためにも1作目予告編(Dailymotion)をどうぞ。

今回はYou Tubeで見つけられなかったのでこっちをお借りします。

ヒーローとか、ヒロインとか役割がそのまま名前になってるみたいね。
って、ヒーロー死んだわ!
予告編でバラしていくスタイル。

ふふふ、驚いたでしょ。

この映画は要するに「あー、この状況だったらこうなるな」っていう展開を裏切っていくタイプなんだ。
そういう展開を知ってれば知ってるほどハマっちゃうんだね。
だね。この映画自体は2006年作だけど、いろんなタイプの映画が出回ってある程度のテンプレートが構築されたからこそ楽しめる映画なのかな。
コレくらいの知名度なら、そういうテンプレートを知らない人は観ないでしょうしね。
言えてる!
――あらすじ――
舞台はテキサスのとあるバー。

無職っぽいマヌケに始まり、ハーレー・ママホット・ホイールバアさんと、登場人物が次々に寿命と一緒に紹介されていくよ。

さっそくメタっぽいね。
バアさんて……
このあたりはそれぞれがどういうキャラクターなのかも楽しめるので、極力詳細な説明は省いていくね。

まぁ大体10人くらいはバーに居るよ。

そして、そこへショットガンと巨大な怪物の頭を持った男・ヒーローが飛び込んで来るんだ。

「奴らが来ている。急いでバーを閉鎖しろ!」

そう言って男はテキパキと怪物の説明と、バリケードで扉を補強するための指示を出していく。

やっぱりヒーローは他の人を率いてカッコよく戦わないとね!
ええそうねー。
棒読み!
だって、さっき予告編で流れてたし……
まー、その辺りは予告編って免罪符もあるし言っちゃうね。
指示を終えたヒーローが窓から外の様子を伺いながらバーの人たちに質問は無いかと問いかける。

「あんた何者だ?」

バーの住人からの質問にヒーローが振り返ると、こう言うんだ。

あんたらの救世主さ!
ガオー!
うぎゃあー!!
こうしてヒーローはお亡くなりになるのでした。なむなむ。
これは酷い。
わかっていたとは言え、この展開は驚くね。
冒頭一発目の大きな見せ場だね。

このシーンによって、映画の方向性が一気に決まるわけだ。

こうして怪物の存在が明らかになり、個性豊かなバーの人間たちと凶悪な化物の血みどろの争いが繰り広げられるのだった。

あらすじ終わり。

あらすじ短い!
まー短いけど、あらすじとしては十分なんだよね。

だいたいわかったでしょ?

まー、十分すぎるほどにわかったけど。
あとは魅力紹介でカバーね。
そゆこと!
――『フィースト』の魅力――
既に言っちゃったけど、この映画の魅力は「あー、この状況だったらこうなるな」っていう展開を裏切ってくれること。

だから最後までどのキャラクターがどうなるのか誰も想像できないと思う。

……でも、よく映画の宣伝文句で「最後の展開は誰も想像できない……!」みたいなどんでん返しを推してくる作品も結構ある気がするわ。

そういった映画と比べても優れているのかしら?

優れてるっていうか、やらかすことに制限が一切ないかな。
制限?
えっと、殆どの映画って「この法則だけは何があっても破られることは無いだろう」っていう暗黙のルールがあると思うんだ。

それこそ"最後にヒーローは勝つ"とかね。

ああ、他にも幾つか思いつくわね。
で、私がこれまで観てきたどんな映画よりも、この『フィースト』シリーズはやりたい放題に作られてる。

基本的にシモネタのオンパレードだけど、それすら生ぬるく感じるレベルだよ。

あ、言い忘れてたね!

この映画、本当にシモネタ多いので苦手な人は注意!

まぁ、ホラー映画だとそういうの多いけどね。
それでも1はまだマトモな部類だよ。純粋に脚本がよく出来てるし、比較的万人受けする良作として認められると思う。
2作目以降は?
2作目、3作目は、1の10倍くらいやりたい放題になってるんだ。

特に2作目のとある演出のことは、私は一生忘れることはないと思う。

観たことある人なら「アレかな?」って思うと思うけど、アレです。

そこまで言われると怖いなぁ……
人によっては間違いなく不快になるし、そういう意味でも『何があっても笑い飛ばせる人』向けの映画なのかなーって気はしてる。 
私は、2作目以降は観ないほうが良さそうね……
まぁね、1は本当にオススメなの!

別に2、3作目も製作者が違うわけじゃなくてしっかりとした続編として描かれてるので、興味があったら観てみてね!

少なくとも私は3部作の全部をひっくるめて『フィースト』だと思ってるから!

――まとめタイム――
なんか、魅力紹介も少し引き気味な感じになっちゃった……

どうも人を選ぶ系の映画は紹介が難しいね。

でも、紹介してるってことは面白い映画なんだよね?
そう! それ大事ね!

例えば他に紹介したい映画に『ギャラクシー・クエスト』なんて作品もあるんだけど、それを押しのけて『フィースト』を持ってきたくらいよ!

しかもお正月に。
3部作だから連休にぴったりじゃない?

ちょっと遅くなっちゃったけど。

なんか新年らしさの欠片もないね。
そんなもんだって。

二人とも年が明ける時間だってゲームやってたり漫画読んでたりしたんでしょ? 大して変わんないじゃん。

いやー、『ざくざくアクターズ』の新しいイベントが追加されたもんで。徹夜で遊んでました……
面白い漫画がたくさん紹介されてるサイトがあったから色々買い溜めしたのよね。
私も借りてきた映画みてた。同じ同じ。

正月らしいことなんてほどほどにして、家で好きなことやりましょう。

おせちくらいは食べたいわね。
ま、そういうことで。もし正月休みが暇で映画でも観ようと思ってる人が居たら、ぜひ『フィースト』を候補の1つにでも加えてみてくださいな。

もしかしたら超楽しいかもよ?

次回紹介する映画の予定はー?
未定かな。面白い映画が出てくるまでおあずけ。

『キングスマン』か『ジオブリザード』が面白ければそのあたりかなって思ってる。

面白いと良いね―。
超楽しみー。
そいじゃそろそろ締めのお言葉を賜りましょう! カモン恋美ちゃん!
来ると思ってたわ。

それでは、また会いましょう。

ハッピー映画ライフ。

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登場人物紹介

名前:映子(えいこ)

映画好きな女子高生。
「ホラー映画大好き! だけどスプラッタ系が専門。
 だって和ホラーは怖いんだもん……」

名前:恋美(こみ)

映子の同級生で親友。映子ほどは映画を観なくて、どちらかというと漫画を読むのが趣味。でも変な映画を知ってたりする。
「特に好きなジャンルとかは無いけど、比較的ラブコメとか好みね」

名前:芸夢(げいむ)

突然現れた高校3年生。映子たちの先輩。
実は幽霊だけど、特に設定が活かされることはない。
ゲームが好きで、映画知識は恋美ちゃん以上映子ちゃん未満。
「映画はあんまり詳しくないけどがんばりまーす! 応援してねー!」

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