29:聖なる夜の小さな奇跡『東京ゴッドファーザーズ』
文字数 3,722文字
今回ご紹介する
『東京ゴッドファーザーズ』は、以前紹介した
『パプリカ』は前回の紹介の後に見たのだけど、とても面白かったわ。
あ、恋美ちゃんおかえりー! ぷるぷる治ったんだね。
そういえば同じ監督の作品を複数紹介するのは初めてなんじゃない?
まぁ続き物ってわけでもないし、いいんじゃないかな。
今敏監督の映画は全部面白いよ!
面白そうな作品単位で観てるからねぇ。
でもそれは皆同じじゃないかな?
主演俳優ならともかく、監督とかあんまり気にしないでしょ。
さすがに
ジョージ・ルーカスとか
黒澤明とか、
超が付くほど有名なら話は別だろうけどね。
漫画だと同じ作者に派生することも多いと思うわ。
この違いって何かしら。
絵柄が同じだと視覚的にわかりやすいのかな。
面白さが保証されてる気がするのかもね。
でもゲームだと製作者じゃなくてシリーズ単位で考えるかも!
1が面白かったら2も遊んでみようってなるよね。
ゲームの場合はシステムが同じだったりするからじゃない?
あ、映画もシリーズあったら観てみようって思うや!
結局同じじゃん!
いや、まぁそれはそうなんでしょうけど……
それじゃ何の結論も出てないわよ……
まぁ私たちっぽくて良いんじゃないかな。
結局どうでもいいんだよそんなこと。
ホームレスが捨てられてた赤ちゃんの親を探すコメディみたいね。
というかゴミ捨て場に赤ちゃんって酷い話ね……
その辺りもちゃんと理由あるんだけどネタバレ範囲だね。
それじゃあらすじ紹介行くねー。
クリスマスの夜。ビルの屋上で配給を食べる三人の姿。
自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグクイーンのハナちゃん、
そして家出女子高生のミユキは新宿の公園で暮らすホームレスなんだ。
ミユキちゃんはともかく、元◯◯っていうのが哀愁感じるねー。
人に歴史ありってね。
とはいえ、せっかくのクリスマスなので、
ハナちゃんはミユキにプレゼントを渡そうと考えるの。
それでプレゼントを隠してたゴミ捨て場に三人で向かうんだけど……
改めて酷い話だわ。真冬のゴミ捨て場だなんて、
誰かが見つけなければ死んでしまうわよ。
当然、警察へ連れて行こうと考えるギンちゃんとミユキだけど、
ハナちゃんだけは
「毎年の楽しいクリスマスがこの子の人生で最悪の日になる」
と言って、赤ん坊の面倒を一晩だけみると言い出す。
そして赤ん坊のことを
清子と名付けたハナちゃん一行は、
そのまま公園のダンボールハウスへと帰っていくのであった。
……一応言っておくと「きよし」「この夜」ですからね?
「きよしこ」ではないです。
ま、まぁそんな感じでダンボールハウスで一晩過ごすんだけど、
翌日、ハナちゃんは清子を連れて逃亡。
幸いにも雪についた足跡を辿ってすぐに見つかるんだけど、
どうしても赤ん坊をすてた母親を許すことができないハナちゃんは、
このまま警察に任せて元の親元に返すのではなく、
自分たちだけで親を探し、理由に納得できたら返すのだと言い出す。
こうして、三人のホームレスによる親探しが始まるんだねー。
幸いにも清子と一緒にコインロッカーの鍵が置いてあったんだ。
そしてロッカーの中には両親に関する手がかりも入ってたの。
だけど電車での移動中、ミユキは父親に見つかってしまい、
窓から逃亡。慌ててギンちゃんとハナちゃんも追いかける。
徒歩で移動中。今度は
車に潰されそうになってる男を発見する。
助けてあげると、彼は清子の両親の手がかりを握っているという。
こうして三人はうまい具合に清子の両親へと近づいていくんだ。
車の男性には電車から降りなければ会えなかったでしょうし、
凄い偶然ね。
とは言え、このままトントン拍子というわけもなく、
次から次へと良いこと悪いことのイベントが三人に降りかかるんだ。
果たして三人は無事に清子の両親に会えるのか……
って感じで後は実際に自分の目で確かめてみましょう!
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今回はあえてあらすじを軽めにしてみたんだけどね、
この映画は「クリスマスに起こる小さな奇跡」の話なんだ。
まぁそうだね。そしてそれからというもの、
色々な小さい偶然がホームレス三人に起こるんだ。
あらすじ紹介の最後の方が駆け足になったのもそれが理由だね。
特に明言されるわけじゃない。だけど実際に起きる。
ストーリー展開の都合なんて言っちゃえばそれまでだけど、
私はこの映画の中にある、小さい奇跡が凄く好きなんだ。
ホームレス三人もそれぞれ魅力があって良いんだよねー。
そうなんだよね。
みんなそれぞれに過去があって、それを隠して生活をしている。
だけど、この騒動をキッカケに少しだけ事情が垣間見えるんだ。
まぁ基本的にはコメディだから家族みんなで楽しめる作品だよ。
そうね。言ってた通り『パプリカ』にもおっぱいが出ていたわ。
いや、変な意味で取らないで!
視聴環境に注意してね―って話をしてただけだから!
それで、この映画にはどんなおっぱいが出るのかしら。
おっぱいに貴賎なしよ。全て平等に扱われるべきだわ。
そういえばこの作品は音楽はどうなのかしら。
今回も平沢進さん?
今回は平沢進さんじゃないよ。でも雰囲気にあってる曲が多いし、
ちゅーことで、今敏監督作品の紹介は二つ目でしたが、
いかがだったでしょうか?
ほうじゃねー、この調子で
『千年女優』と
『パーフェクトブルー』も
いつか紹介したいですわのう。
でも方言喋るキャラって可愛くない?
ほら、『あずまんが大王』の大阪ちゃんとか。
まぁ、別に嫌いではないわ。
『魔法先生ネギま!』の和泉亜子とか人気あったわね。
でもなんか男の人が関西弁だと目が細いイメージあるよね。
あと方言じゃないのだけど、
外国人キャラは語尾がカタカナになることが多いわよね。
イントネーションが変なことを表現するのに便利なんじゃない?
それよりも殆どが金髪青目の美少女って方が気になるかも。
あー、そう言えば持ってるギャグ漫画に、
ゴキブリの色で綺麗な黒髪を作り出す話があったわ……
この前お風呂場にゴキブリ出たんだよねー。
ゴキジェットあってよかったよほんと。
待って! ストップ!
これ以上この話を広げるのはやめようよ!!
まぁ、『東京ゴッドファーザーズ』の舞台の新宿だって、
そこそこの頻度でゴキブリが出て来るわよ。
あながち的外れでもないわ。
ということで30本目に紹介する映画ね。
実はめちゃくちゃ好きだけど、
紹介するのをずっと我慢してた映画があるんだよね。
ぶっちゃけ半分信者化してるようなものだから。
でも30本目だし良いよね! やっちゃうね!
へい、それじゃ次回予告クイズね。
次回は「戦車」「アニメ映画」「大洗」です!
アニメ映画が連続するけど許してね!
では、みなさま。次回で30本目の紹介ですが、
特に今までと変わりなく気軽にご覧いただければと思います。
それじゃ、ハッピー映画ライフ!
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