17:限界を超えた最高最速のSFカーアクション『REDLINE』
文字数 3,345文字
みなさんこんにちは!
いつも映画の話が出来てハイテンションの映子です!
前回、さんざん人のことをイジっておいてよく言うわね。
いやいや、それは誤解だよ!
恋美ちゃんのことが好きだからこそだよ!
芸夢先輩が元気ないね。
どうしたのかな? 恋美ちゃんに毒でも盛られた?
そんなことしないわよ……
というか先輩が元気ないのも映子のせいよ。
えー、恋美ちゃんならともかく
私は先輩にそんな酷いことしないよー。
…………『ハルシオン・ランチ』読んだら……気持ち悪い……
原因は私でしたぁっっ!!マジさーせんっしたぁっっ!!!
いきなり先輩がウチに来たと思ったら
『ハルシオン・ランチ』を読みたいって言ってきたのよ。
アレは好みが分かれるんだから下手なことしちゃ駄目じゃない。
いやぁ、スプラッタ映画いけるなら余裕かなって。
私はあの漫画大好きだし。
うぅぅ……いや、凄く面白かったんだよ……
ちょっと刺激が強かっただけで……
よっし、ここは超面白い映画を紹介して
芸夢先輩の元気を取り戻してしんぜよう!
それ、結局いつもどおりの展開よね。
今回はアニメだったかしら?
そう! 激燃えカーレースアニメ『REDLINE』だよ!
ふふふー。実はこの絵には凄い秘密があるんだ!
でもその前にあらすじ紹介いっちゃうね!
映子。芸夢先輩が限界よ。
ビシっと面白く紹介しなさい。
宇宙最速を決める5年に1度の大レース、
RED LINE主人公のJPが、その最終予選のYELLOW LINEで
激闘を繰り広げているところから物語が始まる。
実は武器搭載も認められている過激なレースなんだけど、
JPは武器を一切載せずに速さのみを追求しているんだ。
だから、見た目はリーゼントでパンクな感じだけど、
「すごく優しい男」という愛称で呼ばれてるんだよ。
結構ファンが居るくらいの人気レーサーなんだよ。
乗ってるマシンはトランザム20000改WRって言って、
爆発的な加速を得るニトロブースターを積んでるんだ。
そんなJPと1位を奪い合うのは女性レーサーの
ソノシー。ホバージェット型マシン・クラブソノシーに乗っていて、
レース以外には興味が無いクールビューティーさん。
付いたあだ名は「チェリーボーイハンター」
勝手についたらしいんだけど、
さすがにちょっと恥ずかしい呼び名だよね。
さて、色々あってJPはYELLOW LINEで負けてしまうんだ。
この辺りの細かい過程はぜひとも映像で楽しんで欲しいんだけど、
要約するとJPの元相棒フリスビーが仕組んだ爆弾が原因なんだ。
フリスビーは今はヤクザに身をおいているんだけど、
そこの八百長に利用されてるんだ。
JPも薄々わかってて、それでもフリスビーを信じたんだ。
あれ、でもそれじゃRED LINEに参加できないんじゃ……
うん、芸夢先輩の言うとおりで本当は参加できないはずだったの。
だけどRED LINEの開催地が
最悪の軍事国家ロボワールドに決定したことで事態が変わるんだ。
ロボワールドはレーサーを皆殺しにすることを宣言して、
そのあまりの恐ろしさにレースを棄権する人が出たの。
そして繰り上がりを決めるファン投票にJPが選ばれるんだ。
……JPにはレースに全てを賭ける理由があった。
フリスビーを再びメカニックとして登用したJPは、
RED LINEの優勝目指してトランザムへと乗り込むのであった。
個性的という言葉では生ぬるいほど豊かな出場者達の中で、
果たしてJPはRED LINEでの優勝を
飾ることができるのだろうか!
ということで、まずはREDLINEの魅力の1つで、
最初にも話した「凄い秘密」について教えてあげよう!
そうじゃなくて、実はこのアニメは
全て手書きなんだ!
その枚数実に10万枚らしいよ!
CGは使ってないのに予告編でも滑らかに動いてるわよね。
確かにそれは凄いわね。
でも正直なところ、普通の人は「手書き」って言われても
特に魅力には感じないと思うわよ。
いやー、確かにそうなんだけどね。
それでもアピールポイントとして言っておかないと
いけないなって思って。
音楽だと、例えば予告編の1分8秒から流れる
ドン・ドン・ドン・ドン ズダダダダダダダ
ってBGMがメインテーマなんだけど、
レースとか作品自体の雰囲気とマッチしててカッコいいんだよね。
凄いのが、RED LINEの出場選手毎に専用曲があること。
作中にそれぞれの選手のPVが流れるんだけど、
どれも特色が出ててめちゃくちゃ面白いよ。
BGM込みならダントツで
ボイボイ&ボスボスの女性コンビ。
二人はアイドルで、チーム名は『スーパーボインズ』だよ。
ちなみにマシンの名前は
ボインカー。めっちゃ活躍する。ほんっと好き。
あとは、
トラヴァ&シンカイのコンビも好きだな。
というよりも、この二人と因縁のある敵に
デイズナ弟っていうのが居るんだけど、このキャラが好き。
泣くと強くなる性質があるんだけど、叫び方が最高。
こういう濃すぎるキャラクター達が互いに鎬を削って、
武器や兵器が飛び交うめちゃくちゃなレースをするのが
REDLINEの魅力だね。とにかくスカッとするよ!
予告の30秒の所で書かれてるけど、
この映画の原作/脚本に携わってる石井克人さんは、
「鮫肌男と桃尻女」とか「茶の味」って映画を
作ってるんだよね。
私は「茶の味」しか観たことがないんだけど、
なんというか……この人にしか作れない映画だと思ったよ。
確かに目を引くインパクトがあるわね。
雰囲気はノスタルジックな感じなのだけど。
とてもいい雰囲気で面白かったよ。
不思議な感じで、笑えて、泣ける良い映画だったな。
勧めた映子も悪いですが、
芸夢先輩も最後まで読まなければよかったんですよ。
こらこら。多分1巻でアウトだからやめておきなさい。
たぶん芸夢先輩は私と逆で漫画のエグい描写が苦手だろうから。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!!
ほんとにやめてくださいごめんなさいぃぃぃ!!
蓮コラは本当に苦手だよ……
それじゃ次回は三人とも平和に話せる作品にしようかね。
次回予告ヒントは
『日記』『タイムトラベル』って感じで。
どちらかというと日記でわかると思う。
てなところで、そろそろ締めの時間に入ろうか。
今日は誰が決めゼリフ係やる?
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