5:タイムトラベル物の定番にして鉄板!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

文字数 2,395文字

今日のネタはバック・トゥ・ザ・フューチャーにしようかなと思ったんだけど……正直、観たこと無い人なんているのかな。
あら、私は観たこと無いわよ。
嘘ぉ!?
本当よ。確かに昔はテレビでよく放映していたけれど、最近じゃ殆どやらなくなったし、観てない人も多いんじゃないかしら。
むぐぐぐ……これは、私がやらねばならぬようだね。
なせばなる なさねばならぬ なにごとも。
観たことあるでしょ!
ないわよ。
――あらすじ――
今回から形式を変えてみたよ。短く区切ってスパスパっとテンポよくいくよ!
おテンポ。
急にどうしたの?
なんでもないわ。ふと丁寧に言ってみたくなっただけ。
……? まぁいいや。
観たこと無くても話を知ってる人も多いかもしれないけど、基本通りネタバレには配慮してくね。
まずは基本となる『パート1』のあらすじだけどね。
舞台は1985年のアメリカ。ヒルバレーという街に住む高校生のマーティが主人公だよ。
ある日、友人でもある発明家のエメット・ブラウン(通称ドク)のタイムマシン実験に付き合うんだけど、その過程でマーティだけが1955年へとタイムスリップしてしまうんだ。
タイムマシンは車なのよね。ダルメシアンだっけ?
デロリアン!
ダルメシアンじゃ101匹ワンちゃんだよ!
少し間違えたわ。
それにしても、30年も昔にタイムスリップしてしまったら街の景観も全然違うでしょうね。
そうなの。壊れてボロボロだった筈の建物は綺麗だし、自分の家があった住宅地はまだ更地だったりするんだ。
当然、マーティは元の時代に戻ろうとするんだけど、残念なことに燃料のプルトニウムは片道分しか用意されていない。
そこでマーティは30年前のドクに助けを求めるんだけど、同時に若かった頃の両親とも会ってしまうんだ。そして、その影響で未来が変わってしまう可能性まで出てきちゃうの。
果たしてマーティは元通りの1985年に帰ることができるのだろうか……!
っていうのが大体の流れだね。
あら、今回は予告編の動画は無いのかしら?
それなんだけどねー。今までは公式の動画を探してたんだけど、今回は見つからなかったんだ。
なのでちょっとあらすじを濃い目に話してみたの。
なるほど。まぁ、仕方ないわね。
映画はパート3まであるんだけど、そっちは省略するね。
ちなみにパート2では2015年の未来に(一昨年!)。
パート3では1885年の西部開拓時代へとタイムスリップするよ!
特にパート2なんかは1989年の公開時点で思い描かれていた2015年と、現実の2015年のギャップなんかを楽しんでもいいかもね。
――BTTFの魅力――
それで、30年以上経っても愛され続けるこの作品の魅力って何なの?
……それを私なんかが語っても怒られないかな?
あら、ここの目的は「知らない人に面白い映画を知ってもらう」ことでしょ?
少しでも興味を持ってもらえるならそれでいいじゃない。
そっか! そだね!
えっとねー、やっぱり単純に「面白い」ってことだと思うけど、特に『誰が見ても面白い』っていうのが強いんじゃないかな。
それも世代や時代を問わず、大人が見ても子供が見ても楽しめる。ある意味究極のエンターテイメント作品だね。
例えば小さな子供が観てもわかりやすいようなストーリーなんだけど、同時に大人になって色々注目すると見えてくるような細かい伏線もたくさんあるんだ。しかもそれが綺麗に回収される。
それと、タイムマシンのデロリアンなんかは年齢関係なしに興味をひくカッコよさがあるよね。
カッコイイわよね、セルリアン。
デロリアンだってば!
少し間違えたわ。
あ、そういえばバック・トゥ・ザ・フューチャーって元々はパート1で完結する予定だったって話があるね。
私も聞いたことがあるけど、本当なのかしらね?
んー、ネットで仕入れた情報だからわかんないや。
でも1から2と3の公開までだいぶ期間が空いてるし本当っぽい気もするなぁ。

でもね、1から3まで通して見ることでしっかりと繋がって見える伏線なんかもあるんだよ。

例え最初は1で終わる想定だったとしても、やっぱりバック・トゥ・ザ・フューチャーはパート1から3までで1つの大きな作品だと思うな。
シリーズ物の映画でずっと話が連続して続く作品というのも珍しいわよね。
超能力学園Zとかスピーシーズみたいに「◯年後」とか時間が空いたり、そもそも一切関係ない別の場所ってことが殆どよね。
チョイスおかしいでしょ!
あら、ちゃんと共通点があるのだけれどわからない?
わかるから言ってるの! 思春期の中学生か!
少なくともバック・トゥ・ザ・フューチャーとは一切関係ないじゃないのよ。
――まとめタイム――
そういえば、近所の映画館でこの前リバイバル上映されていたわ。
観客が見込めるから実施されるのでしょうけど、そう考えると本当に凄いことよね。
私もたまに見返したりするし、家に遊びに来た従兄弟(10歳)にも見せたらパート2、3と続けて一気に観ちゃってたよ。
さすが映子の従兄弟ね。映画に対する意欲が凄いわ。
……この前、七人の侍観てたよ。
それはまた凄いわね……
その年代の子で色々な作品に手を出すと、中には凄いトラウマに出会うこともあるから気をつけないとね。
あー、あるあるー!
楳図かずお先生の『わたしは真悟』に子供だけで車を運転する話があるのだけれど、小学生の時に読んだらしばらく忘れられなかったわ。
私はありがちかもしれないけどジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』かなぁ。お母さんが夜中に観てて一緒に最後の方だけ観たんだけど、それから三日は寝る前にゾンビに食べられるんじゃないかって震えてた。
あと『チャイルド・プレイ』ね!
チャッキーがもう怖くて怖くて、家にある人形もダメになっちゃったよ!
実は3作目くらいからコメディ映画なんだけどね。
『エルム街の悪夢』と同じだね。
この流れだと、次回はホラー映画になりそうね?
コメディも混ざるかも?
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登場人物紹介

名前:映子(えいこ)

映画好きな女子高生。
「ホラー映画大好き! だけどスプラッタ系が専門。
 だって和ホラーは怖いんだもん……」

名前:恋美(こみ)

映子の同級生で親友。映子ほどは映画を観なくて、どちらかというと漫画を読むのが趣味。でも変な映画を知ってたりする。
「特に好きなジャンルとかは無いけど、比較的ラブコメとか好みね」

名前:芸夢(げいむ)

突然現れた高校3年生。映子たちの先輩。
実は幽霊だけど、特に設定が活かされることはない。
ゲームが好きで、映画知識は恋美ちゃん以上映子ちゃん未満。
「映画はあんまり詳しくないけどがんばりまーす! 応援してねー!」

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