23：より過激な映像を求めて、男はエスカレートする。『ナイトクローラー』
文字数 3,565文字
いきなりだけど本日紹介する映画は、
多分ここで紹介する中じゃ初めてのジャンルだと思います。
というと、どういう作品なのかしら？
今までというと、
アクション、SF、ホラー、コメディ、アニメって感じかな。
あと『トゥルーマン・ショー』はヒューマンドラマか。
結構偏ってるわね。
まぁ偏ってるのは百も承知なんだけどね。
今回の『ナイトクローラー』は……サイコスリラー？
なぜ疑問形なの。
いや……自分で言っててサイコスリラーってなんだろうって。
わかってなかったの！？
いや、一応調べたよ？
なんか「精神的な恐怖」みたいなのらしいから合ってるんだけどさ、
Wikipediaをみると『殺し屋1』とか『SAW』とか出てくるんだよね。
スプラッタ映画じゃん！
『殺し屋1』！
とても好きな漫画作品だわ。
垣原は最高にカッコいいよねー！
映画も浅野忠信さんの怪演が素晴らしかった！
『SAW』の1作目ならサイコスリラーって感じじゃない？
1だけならね。
でも2からファイナルまで全部載ってた。
うーん……
まぁ少なからずそういう要素があるならいいんじゃないの？
それにWikipediaって自由に編集できるんでしょう。
それもそっか！
じゃあ今回は初のサイコスリラー映画ってことで！
いぇーい！
それでは予告編（You Tube）をぺたりこ。
この時点で主役の俳優さんが凄い雰囲気なのがわかるよね。
"ナイトクローラー"って、報道専門のパパラッチのことなのね。
「パパラッチ」って世にも奇妙な物語にあったよね。
そんなのあったっけ？
あー……確かキムタクが出てたやつ？
それそれ！
あー、あったあった！ 思い出した！
空中にカメラとか浮いてるやつだよね！
結構怖かったなー。
そのせいかわかんないけど、
パパラッチって聞くと怖いイメージがあるんだよねー。
まぁ、基本的に良い呼び名ではないわよね。
まぁ、やっぱりそういうイメージがあるよね。
それじゃ、そろそろあらすじ紹介いくよー。
――あらすじ――
えー、まず主人公のルイス・ブルームは、
窃盗で日々の生活費を稼いでいました。
いきなり犯罪者なのね。
働く気はあったんだけど、学歴もコネも無いんだよね。
盗品を売った現場監督に自分を雇ってほしいと売り込むも、
「泥棒を雇う気は無い」と一蹴されちゃうんだ。
まぁ、真っ当な反応だよね。
だけどそんなある日、ルイスは交通事故の現場に遭遇する。
そこで目にしたのは車に取り残されたけが人を懸命に救助する人と、
その様子を撮影しているフリーのカメラマンだった。
そして翌日。自宅でテレビを見ていたルイスは、
昨晩の事故の様子が放送されているのをみるんだ。
そのカメラマンが映像をテレビ局に売り込んだのね。
ルイスは早速行動に出た。
いつものように自転車を盗み、それと交換で警察無線の受信機と、
小さいビデオカメラを手に入れたの。
そして事故の情報をいち早く傍受すると、
他のカメラマンの見よう見まねで、またそれ以上の遠慮のなさで被害者の映像を撮影したんだ。
そもそも犯罪をし慣れてるから基本的に物怖じしないのかな。
撮影した映像をローカル局に持っていくと、
ニュース番組のプロデューサーであるニナが
ルイスの才能に目をつけて、彼の動画を購入する。
そして、
「視聴者の興味は裕福な白人の被害者だ」
と言って、ルイスにさらなる動画の提供を求めたんだ。
手段とかは色々問題があるけど、いい感じに仕事が見つかったね。
ただ、予告編を見る限り、どう考えてもこれじゃ終わらないわよね。
そうなの。"ナイトクローラー"の仕事にのめり込んでいくルイスは、
アシスタントを雇ったりして、徐々に規模を拡大していくんだけど、
その内「いい映像」を追求する為に不法侵入をしたり、
事故現場の死体を動かしたりするようになるの。
おおおぉ………
ルイスは徐々にベテランの同業者以上の成果を上げるようになり、
また、それに比例するかのように過激さも増していく。
彼はまさに予告編の19秒で言っているように、
「勤勉で 志も高く 粘り強い」性格で事を成し遂げていくんだ。
目的のためなら真面目に学び、努力を惜しまないのね。
例えそれが犯罪だったとしても。
そしてルイスはとある高級住宅街で起きた事件に遭遇する。
犯人と被害者以外には自分達しか居ない。独占スクープのチャンスだ。
その状況でルイスのとった行動とは……
行動とは……？
続きは本編で御覧ください！
だと思った―！
いぇーい！
いぇーい！
何やってるのよ……
――『ナイトクローラー』の魅力――
多分、どこの感想を見ても真っ先に言われることだし、
予告編にも書かれてるんだけど、
主演のジェイク・ギレンホールの狂気が凄まじい！！
特に私がこの映画を初めて知ったのは予告編だったんだけど、
1:07秒のところの笑い方！ この顔に超惹かれたの！！
確かにこれは凄くインパクトがあるね。
1:14の鏡に怒るシーンも凄いし。
いやぁ……恥ずかしながら私って男の人の笑顔が好きでね。
遠くに目尻にシワがある笑い方が大好きなのよ。
なので鏡の所よりも1:07秒がもうキュンキュンした。
そんなの初めて聞いたわね。
映子ちゃんの意外な趣味発見！
玉木宏さんとか好きだよ。
笑う顔がやっぱりカッコいいよ。
あれ、でも前は三船敏郎が好きだって言ってなかった？
いや、それは当然でしょ！
『用心棒』の桑畑三十郎を見ちゃったからには、
三船敏郎の男らしさに惚れない女子は絶対居ないさね。
最近だと胡麻麦茶のCMで『赤ひげ』先生が出てたね。
あれ実は本人映像かなって思ってたんだけど違うらしいね。
まぁ、とにかくこの『ナイトクローラー』は、
彼の演技を観るだけでも相当に楽しめると思うよ。
人間って凄いなって思うから。
でも演技ばかり推してると「ストーリーは？」って思ってしまうわね。
もちろん面白いよ！
忘れてもらっちゃ困るけど、ここで紹介してる映画は
漏れなく「面白い映画」なんだからね！
だんだんと加速していくルイスの行動……
先の読めない展開に、一歩間違えれば破滅まっしぐらの綱渡り。
最後のオチに至るまで存分に楽しめるんだから！
確かにルイスの行動は気になるねー。
そもそもが窃盗犯だから罪悪感とか感じない気もするし、
どんな手段を魅せてくれるのかなー。
正直、めっちゃ言いたいネタがあるんだけどね。我慢我慢。
観てて「おいおいおい！」ってなったところがあるけど我慢我慢。
凄く気になるわね。
気になった人は今すぐTSUTAYAにダッシュ！
GEOでもいいよ！
今日は2人とも息があってるわね。
――まとめタイム――
そういえばこの前『ガーディアンオブギャラクシー2』観たけど、
めちゃくちゃ面白かった！ヨンドゥ最高だね！
アメコミの映画だったかしら？
そうそう、『アベンジャーズ』みたいなMARVEL系列だね。
クラシカルな音楽に合わせた最先端の映像美が最高だったよ。
あれ、でもそれならここで紹介しないの？
まぁ2作目だからねー。
それだけ紹介するわけにもいかないからさ。
だからこういうタイミングでちょいちょい差し込んでくよ！
アメコミというと、『スパイダーマン』ってどうなってるんだろう？
なんかどんどん新しくなるよね。
前にもリブートの典型って話をしたね。
私は『アメイジング～』が好きだったんだけどなぁ……『ホームカミング』になっちゃったんだよね。
私は一番最初のやつしか観てないわね。
グリーンゴブリンとか出てくるやつ。
実はあんまり『アベンジャーズ』系列観てないんだよね。
どっちかというと横にそれてるような『デッドプール』とか好き。
DCだと『スーサイドスクワッド』も面白かったな。
確か『ベイマックス』もアメコミじゃ無かった？
感動系の映画だと思って観たからビックリしたなー。
あれは日本の宣伝方法が感動を表に推してたからだろうけど、
まぁ……びっくりするよね。
とは言えヒーロー映画として宣伝したら客層も変わったでしょうし、
新規獲得と考えるなら有りなんじゃないかしらね。
まぁね。別に作品がつまらないわけじゃないし、
というかむしろ面白いし、きっと間違えた人も満足したでしょう。
さて、それじゃそろそろ次回予告をしないとかな。
いつも思うのだけど、次回の映画ってどうやって決めてるの？
その時に思いついた映画を紹介してるよ。
結構想像通りだった。
いっそ安心したわ。
ほめ……られてる？
当然！
いぇーい！
いぇーい！
流行ってるの？
よし！ ということで次の映画を思いついたよ！
次回予告クイズは「ホワイトハウス」「テロ」。
これだけで多分2作ほど思いつくと思うけど、
アクション色が強くてオッサンがカッコいい方だね。
オッサンがカッコいい映画はいい映画だね。
オッサン無双っていうのでもう1個紹介したい映画思いついたけど、
これはまた今度にしておこうかな。
それじゃ今日は恋美ちゃんが締めをよろしくー！
ええ、ではまた次回会いましょう。
ハッピー映画ライフ。
