26:暑きジャマイカの男たちがボブスレーに挑む『クール・ランニング』
文字数 3,774文字
えー、今回は
『クール・ランニング』ですね。
ぶっちゃけ前回の"次回予告クイズ"は
今までで一番簡単だったんじゃないかと思います。
ボブスレーの映画自体が少ないし、
そこに加えてジャマイカだものね。
ジャマイカなんてスパ2のディージェイくらいしか知らないよ。
というか……まぁ……
そもそも次回予告クイズを楽しんでいる人が存在するのか……
そんなことが一回気になっちゃうとドンドン気持ちが落ちていく……
わわっ……! 映子ちゃんが珍しくネガティブだー!
負けちゃダメだよぉー!
ほ、ほら! 今回はジャマイカなんだよ! 暑いんだよ!
それなのに映子ちゃんがそんなにネガってて良いのかな!?
ハッ! そうだ! これから私はジャマイカの話をするんだ!
いや、むしろジャマイカ! 私はジャマイカになるんだ!!
それなのに何をいじけていたんだ!!
やっぱり雪とか降らないだろうから、最初は砂地で練習してるねー。
ちょっと映ってるけどボブスレーって物凄く早いんだねー。
そこに乗って滑っていくんだからカッコいいよねー。
お、なんか予告編だけでいい感じに盛り上がったぞ。
このままの流れであらすじに行こっと。
主人公の名前は
デリース・バノック。ジャマイカの青年だよ。
彼は来るオリンピックに100m走の代表選手として出場するため、
日々練習を重ねているんだ。
父親も過去にオリンピックで金メダルを取ったことがあって、
デリース自身も代表の有力候補と呼ばれるくらい人気があったんだよ。
さて、ついに代表選手を決めるレース大会の当日。
デリースをライバル視するユル・ブレナーや、
デリースを尊敬しているジュニア・バヴェルも一緒に横へ並びます。
あ、それか! ずっと何かに名前が似てると思ってたんだ!
ユル・ブリンナーじゃなくてユル・ブレナーだから注意ね。
『王様と私』だったかしら。小さい頃に観た記憶があるわ。
そしていよいよレースが開始する。
デリースは練習通りの成果をあげて1位に躍り出ます。
このまま行けば代表選手間違い無し!
隣を走っていたジュニアが勢い余って転倒したんだ。
そのままデリースと、反対のレーンを走っていたユルを巻き込み、
3人はそのままレースに負けてしまうんだ。
それは、悔やんでも悔やみきれない結末だったわね……
デリースはそのまま諦めてしまうのかしら?
まさか!レースの後、すぐに委員会にレースのやり直しを求めるよ!
ただ、当然のことながらレースのやり直しは認められなかった。
でもその時、壁にかけられている写真に父親と、
1人の白人男性が写っていることに気がつくんだ。
彼こそは
アービング・プリッツァー。ジャマイカに住むボブスレーの元金メダリストで、
かつてデリースの父親をボブスレーに誘ったことがある人物なんだ。
なんで陸上選手だったデリースのお父さんをボブスレーに誘ったの?
どうも、
陸上選手はボブスレーに向いてたらしいんだ。
この話を聞いたデリースは、陸上がダメならボブスレーで
オリンピックに出場して、金メダルを取ろうと考えるようになったの。
デリースは早速、
手押し車チャンピオンの親友
サンカを誘って、
アービングにボブスレーを教わりに行くんだけど、
最初は当然のように断られてしまうんだ。
だけどデリースが持ってきていた昔のデリース父とアービングの写真。
そしてなによりもデリースとサンカの熱意ある説得によって
アービングは心を動かされ、コーチを引き受けてくれることになるの。
そういえばボブスレーって何人乗りなのかしら?
デリースとサンカの2人で足りるの?
2人乗り種目もあるけど、デリース達が目指すのは4人乗りだね。
あと2人足りないんだ。
デリース達は若い男達を集めて集会を開くことにしたんだ。
そこでボブスレーを紹介してチームメンバーを探すんだね。
だけど事故の映像ばかり流れるものだからみんな逃げ出してしまうの。
そこで唯一残ったのがデリースをライバル視していた男、ユルなんだ。
さらに! ちょっと遅れて
ジュニア・バヴェルもやってくると、
陸上で夢が叶えられなかった面々がボブスレーチームとして集結する。
うーん、熱いね! ジャマイカだね!
こうして4人はオリンピックを目指して特訓を開始するんだけど、
ジャマイカ出身の彼らがボブスレーを上達させるのは至難の業。
様々な困難が彼らを待っているんだ。
……果たして、この奇妙なチームはどのような結末を迎えるのか。
それを目にする権利があるのは、画面の前の君だっ!
良いんじゃないかなー。
多分、今頃はTSUTAYAにダッシュしてるよ。
まー、映画さえ観てもらえれば別にいいかな。
なんなら移動中にスマホで読んでもらってもいいし。
さて、それじゃクール・ランニングの魅力なんだけど、
これに関しては冒頭とかあらすじでだいぶわかってもらえてるんじゃ
ないかな。
「ジャマイカの男達がボブスレーに挑む」というメインストーリーが
すでに1つの大きな魅力よね。
そうだね。しかもこの映画は
実話が元になってるんだよね。
つまり過去にボブスレーに挑んだジャマイカメンズが居るってことだ。
いや、Wikipediaった感じ、登場人物とかはフィクションだね。
あくまでも「実話が元」ってだけでドキュメンタリーじゃないから。
いやいや、映画的な味付けがされてるからこそ面白いのさ。
コメディ映画にスポーツ物としての熱い展開が加わってるし、
ジャマイカっぽいレゲエ音楽もたくさん盛り込まれてて楽しいよ。
特に最後のシーンは本当に感動的でね。
映画史に残る名場面だと思うよ。
他にも中盤以降の舞台であるカナダの雪景色が、
それまでのジャマイカの景色と正反対なのも映像的に面白いね。
とまぁ、バランス的に魅力はこんな感じかな。
とにかく、大人から子供まで楽しめる名作映画なので、
ぜひ機会があればご覧いただければと思います。
私、あんまりスポーツ映画って観たこと無いんだよねー。
『ウォーターボーイズ』くらいなら観たことあるけど。
凄い身体能力を持った少林拳の使い手達がサッカーをする作品ね。
マジか! すっごい面白いよ!
他にも同じ監督の『カンフーハッスル』とか『西遊記』とか、
チャウ・シンチーは大体面白い映画を作ってるね。
最近は『人魚姫』みたいな映画を撮ってなかったかしら?
人魚姫!? 大好きなんだー!
結局恋は叶わないんだけど、そういうのも込みで好き!
7月からレンタル開始みたいだね。
私もまだ観れてないから凄く楽しみだなー。
とは言えメインキャラはちゃんと出てるのだし、
もしかしたら原作にも足じぃとか出てくるのかもしれないわよ。
ちなみに似たようなタイトルの
『珍遊記』も面白かったよ。
まぁ漫☆画太郎先生の名作漫画だから結果は見えてたけどね。
冒頭の「ち◯こ……でございますか……」で笑う人にはオススメだね。
『変態仮面』の鈴木亮平さんとか
『珍遊記』の松山ケンイチさんとか。
こういう作品にノリノリで出演する俳優さんは好感が持てるわね。
ま、それじゃ今回はこんな所で終わりにしましょうかね。
さて次回紹介する映画だけど。
最近観た映画が凄く面白かったので、それを紹介しようと思います。
んーん。結構古いやつ。
私が観てなかっただけで有名な作品だと思うよ。
そうだねー。
次回予告クイズは「雪景色」「赤」「シエラ」の3つで。
よし、じゃー今日は恋美ちゃんがエンドコールよろしく!
それでは皆さん。また会える日を楽しみにしています。
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