第12話 ナイスガイ、実感する。
文字数 878文字
ソアラがスバルにもピザができたのを伝えたのだろう。
スバルも嬉しそうだ。
ソアラとスバルについていき、食卓へ。
この巨大なテーブルの上に行かないと、ピザにありつけない。
テーブルの下から、見上げていると……。
む、俺様専用の食器とテーブル!
ママさんが用意してくれたようだ。
む、これは……?
慎重に魚の部分を避けて食べようとするが……。
確かに、もっと熱そうなピザをスバルは一心不乱に食べている。
なんて不便なんだ、猫舌……。
これは厄介だな……。
冷めた部分を探して、一口食べる。
ナデナデされた……。
最高にウマいアンチョビピザを食べながら、猫であることを実感する俺様だった。