第7話 ナイスガイ、名無し卒業。

文字数 422文字

俺様の、名前は……。
ダメだ、思い出せる気がしない。
どうしたの……?
し、仕方ない……。
俺様は、ナ、ナイスガイだ……。
さすがにこれは無理があるか!?
あはは!ナイスガイ!

っていうことは、ガイくんね!

お、おう。
受け入れられちまった……。

間違いじゃねーんだけど、名前となるとやや複雑だな……。

###、#####?
手話で何かを話してるようだ。
ガイ##、####!
な、なんだ!?

小僧の言葉が部分的に理解できたぞ?

私からお名前を、教えてあげたの。

ガイくん、よろしくね!だって。

ほう、小僧、ちゃんと挨拶できるのか。

よろしくと伝えてくれ。

この娘、親切だな。

俺様の言ったことを手話で伝えてくれているようだ。

こうして通訳してもらえるのは非常にありがたい。

ガイくんは、どこから来たの?

どこかの飼い猫さん?

いや、俺様は……。
どこまで話すべきだ?

元々人間だ!なんて言っても、なぁ……?


自称神のオッサンには口止めされちゃいねーが、こんな話信じてもらえるかどうかビミョーだぞ。

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登場人物紹介

猫。

態度が大きい。記憶がないようだ。

天界に住んでいる。

下界の様子を見ることができる。

神の忠実な僕(しもべ)。

神を侮辱、愚弄する輩を許さない。

転生する前の姿。

本人は太っているとは思っていない。

ナイスガイだと思っているようだ。

好奇心旺盛な男の子。

どうやら、姉がいるようだ。

男の子の姉。

どうやら、不思議な力があるみたい。

二人の子供のお母さん。

優しく料理が得意。

謎の二人組のウチの一人。

もう一人の女の子と組んで、何やら活動をしているらしい。

謎の二人組のウチの一人。

喋る時、ねこ語という独自の言葉を使う。

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