第2話 ナイスガイ、夢の中？
文字数 428文字
オイ、オッサン！
夢に出てくるのは勝手だが、目覚めのワリィ冗談は止めろよな！
ハハ、冗談ではないですヨ。
神は、嘘つかないからネ？
怪しさしかない。
まぁ、どうせ目覚めたら忘れてるだろーけどな。
アナタ、おそらく最期の瞬間なんて覚えてないでしょうネェ？
そりゃ、覚えてるも何も……。
あれ？
そういや、俺って……？
誰だ？
夢だとこんなモンかも知れんな。
こういう設定なんだろ。
夢ではないのデース。
すでに生前の記憶はほとんど残っていないハズデース。
まぁ、こんなおかしな場所だしな。
そういうフザけたノリも嫌いじゃないぜ？
う〜ん……？
ここまで物分かりが悪いとは……。
まぁまぁ、いいじゃねーか。
でもあんまり面白い夢でもねーから、そろそろ切り上げてぇんだけど？
一応、転生する資格がある者には説明す……
あぁ、もういいよ、起きるから。
んじゃ、またな！
知りませんよ、もう。
……次は人にはなれないのデスから。
えっ、なんだって？
ここで俺の記憶はトンでいる。
というか、ここで夢から覚めたハズなんだ。
