第13話 ナイスガイ、寝場所探し。

文字数 1,010文字

ご飯、おいしかったみたいでよかった。
ウム。

あのアンチョビピザは、好物になったな。

食休みをしたあとは、またスバルと遊んでやったりして過ごした。

ある程度時間が過ぎたのち……。

ガイ##、#########。
ガイくん、今日はここで寝てね。だって。
ここ、か?
座布団が一枚敷いてある。

俺様はどこでも寝られるのが自慢だが、座布団はちょっとなぁ……。

うん。

ママがそう言ってるよ。

ガイ##、#########。
スバルは、なんだって?
ガイくん、僕と一緒に寝ようよ。だって。
###。
俺様はベッド派なのだ。

少なくとも布団くらいは欲しい。

そういう場で寝ているに違いないスバルの提案はナイスだ。

ガイ##########?
ママはう〜んって、ちょっと悩んでるみたい。

澄春はガイくんも一緒に寝たいよね?って言ってるけど……。

俺様はスバルのところで寝ることにする。
ソアラがママさんに手話で説得してくれているようだ。
############?
##、####!
どうだ?
遅くまで遊んじゃダメよ?

ってママが言ってて、

澄春がうん、わかったって。

おぉ、ソアラよ、よくぞ説得してくれた。
ガイ##、#########。
ガイくん、僕の部屋へ一緒に行こう。って澄春が言ってるよ。
よし、スバル。

俺様を案内するのだ。

それじゃあ、また明日ね。

おやすみ、ガイくん。

あぁ、また明日。

おやすみ。

ガイ##、#####。
アタマをナデナデされた……。
おやすみ。
ガイ##、#####。
ソアラの通訳がないと、サッパリ何言ってるかわからないが、何とかなるだろうか……。
スバルに付いていき、二階へ上がる。

階段の一段一段がデカい。

登るのはワケないが、なんか圧倒される感じになるな。

####。
ここか。
階段を登ってすぐそばの部屋がスバルの自室みたいだな。奥にまだ部屋が二つあったから、あれがママさんやソアラの部屋なんだろう。
ガイ##、####?
スバルが早口ではなしかけてくる。

どうもスバルはまだ俺様と遊びたいようだな。

だが、スバルよ。

俺様はこの部屋を調べる必要があるのだ。

とりあえず、スバルの部屋を見て回る。

寝床を確保しなくてはならないからな。

ガイ##、####!
俺様は忙しいのだ。

お?これは。

デカいからまたソファーかと思ったが、これはベッドだな?

この掛布団のフワフワした感触、俺様にはわかるぞ。

よし、ここを俺様のベッドとする。

今日は色々あって疲れたから、ちょっと休むぞ。

##、####。
また明日な。

スバル。

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登場人物紹介

猫。

態度が大きい。記憶がないようだ。

天界に住んでいる。

下界の様子を見ることができる。

神の忠実な僕(しもべ)。

神を侮辱、愚弄する輩を許さない。

転生する前の姿。

本人は太っているとは思っていない。

ナイスガイだと思っているようだ。

好奇心旺盛な男の子。

どうやら、姉がいるようだ。

男の子の姉。

どうやら、不思議な力があるみたい。

二人の子供のお母さん。

優しく料理が得意。

謎の二人組のウチの一人。

もう一人の女の子と組んで、何やら活動をしているらしい。

謎の二人組のウチの一人。

喋る時、ねこ語という独自の言葉を使う。

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