第21話:釧路、摩周湖の旅

文字数 1,639文字

 そしてホテルに到着して近くのレストランで昼食を食べた。次に徒歩で釧路和商市場へ行って酒の肴の乾物、ショートケーキ、揚げ物、ザンギ、エビ天、最中、果物類も買い込んできた。その後、ホテルにチェックインすると部屋は、高層階で幣舞橋や太平洋の海が一望できた。その晩は、買ってきたものを広げ、おにぎりとザンギ、エビ天を、ほおばった。

 大人は、ビールのつまみに乾物、揚げ物、ザンギを食べながら、今日、見物してきた場所の話をしながら、北海道は、やはり自然が素晴らしいと感想を述べた。明日の夜は、美味しいものを食べに行きたいと言うので、ホテルで聞いてみると父が答えた。そうして22時前には床に入った。翌朝、6時過ぎに起きて清々しい空気を吸いながら幣舞橋の周辺を散策して回った。

 その日の朝食は、レストランの最上階の展望の素晴らしい所で朝食を食べたが、牛乳が濃くてうまい。また、そのミルクで作ったアイスクリームも絶品。トースト、パンケーキ、和食から選んで、食後、サラダと珈琲や紅茶を飲んで、ゆっくりと朝食と食べた。そして今日は、摩周湖が見たいと言うのでレンタカーを借りで8時過ぎに釧路のホテルを出発。

 釧路湿原道路を経由して45分で塘路湖へ着いて、近くの塘路郵便局で、塘路湖を眺めるのによい場所を聞き、サルボ展望台が良いと言われ391号線を直進する様に言われて、そこへ向かった。サルボ展望台へ行くと木造の高い展望台で上がってみると塘路湖の景色が良く見えた。その周辺を散策するとサルルン展望台770メートルの標識を見つけ、行ってみることにした。

 到着すると塘路・サルルン展望台と書いてあり湖の全貌が高台から眺められた。多くの写真を見ているうちに、眼下の鉄路を走ってくる列車が見えた。帰り道、エゾシカが草を食べてる所に出くわした。そして車に戻り、出発し北上して1時間で摩周湖第一展望台に昼前に到着。ここで摩周湖とその周りの山を見て感動し多くの写真を撮った。

 その後、摩周湖第一展望台の食堂でラーメンを食べ一休み。係員に詳しく聞くと摩周湖は、北海道でも最も美しい湖。だから、ちょっと遠いが、最初に裏摩周湖展望台を見てから、この先の摩周湖第三展望台も見ると良いと語った。屈斜路湖はと聞くと、景色は、摩周湖の方が、数段きれいだと話した。そして、紙に鉛筆で簡単な地図を書いて渡してくれた。

 その地図を頼りに出かけ、来た道をしばらく戻り、摩周駅近くを走り国道243号線をふるさと農道方面に左折した。そこからは、ひたすら、まっすぐに走り、トンネルを抜けると裏摩周展望台の標識があり左折。約1時間で、裏摩周展望台に到着。展望台に上ると目の前に大きな山のある島が見えた。その島の名前は、アイヌ語でカムイヌプリ「神の山」と書いてあった。

 1時間かけて来たが甲斐があった。持参した望遠鏡で、かわるがわる摩周湖周辺の山や景色を眺め1時間程して14時に出発。15時、摩周湖第三展望台について、そこからの摩周湖の景色を見ると、今までの2つの展望台とは違い、摩周湖全体の景色を見ることができた。そして、日差しが強くなると湖面の青色が一層、濃くなった。展望台の近くと遠くでは濃淡に差があることも分かった。

 ここで望遠鏡を見ていると時間を忘れ1時間近く摩周湖を眺め16時になり、車に乗って帰ることにした。そして、釧路の市街地に入ると多少、渋滞して、レンタカー屋に戻ったのは18時少し前になり、ホテルまで送ってもらった。そして、今夜は、ホテルの最上階のレストランで洋食のディナーを食べることにしてエレベーターに乗った。

 レストランでは、街の明かりと幣舞橋のコントラストが素敵だった。しかし、太平洋は、真っ暗で見ることはできない。その後、疲れもあって風呂に入ったら、21時には、床についた、翌朝5時過ぎに起きてチェックアウト。タクシーで釧路駅に6時に到着し6時半の特急列車に乗って札幌に11時前に到着。そして、明日は、横浜に帰る日だ。
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