第9話:畑山と景子さんの新婚旅行

文字数 1,551文字

「十分に飲んで少し仮眠し16時過ぎ、彼女の運転で、敏和は、鬼舞の畑山家に帰っていった」。「車中で彼女が、これで全て完了したと言い笑った」。
「結婚式場は私に任せてと言うので敏和は宜しくとしか言えなかった」。
「完全に最初から、かかあ天下と言うのは、既成事実となってしまった」。
結婚式は彼女の実家の近く結婚式場を申し込んだ。

 新婚旅行は、月岡温泉の有名温泉旅館と新潟万代橋近くの洋食で有名なホテルを予約し車で出かけた。結婚式は、島根家の近くの結婚式場で5月3日となり畑山家と島根家の38人の出席で結婚式が行われた。その後、新婚旅行に出かけ月岡温泉の有名温泉旅館に到着。有名な大浴場に入って、天然温泉にゆっくり入ると、汗が出てきて、窓から入る涼しい風が、とても気持ち良い。

 やがて夕食となり刺身や焼き魚が出てきて、実にうまい。そして、ビールを飲むと、今日の疲れが出てきて、床に入ると、すぐに夢の中へ。翌朝、清々しい空気の中、2人で、広い庭を散歩して朝食会場へ行った。10時にチェックアウト。新潟の新潟市水族館に入ってイルカショーや色鮮やかな熱帯魚、ペンギン達のショー、ラッコ、オットセイを見学。

 その後、昼には、新潟古町の老舗、寿司屋に屋行って美味い寿司を食べ、大きな信濃川や、鳥屋野潟を見学し15時過ぎに万代橋近くの有名ホテルにチェックイン。その晩は、定評のある洋食のフルコースを生まれて初めて、緊張しながら食べた。しかし、その美味しさは格別だった。さすが、洋食で有名なホテルだけの事はあった。

 その後、屋上から見える万代橋、信濃川、遠くに見える日本海をゆっくりと眺めて、お酒を飲んで、良い気持ちになり、部屋に戻った。遅くまで起きて床についた。翌日は、10時にチェックアウトして白山神社をお参りした。次に海沿いの402号線を南西方面にひた走った。そして新潟大学を見ながら越前浜を抜けた。途中、景色の良い所で車を降りて写真を撮った。

 昼近く、寺泊に到着し、魚市場の有名な魚屋の2階の定食屋で、いくら、カニのむき身、刺身がはいった定食を食べた。近くの公園で少し散歩して再び出発。柏崎、恋人岬で休憩し米山を抜け、柿崎港で降りて散策。16時頃に高田城址公園近くの島根家に到着し、お土産を両親に渡した。その後、高田の島根家と仲の良い工務店に離れの改修工事をお願いした。

 工期と費用は、2週間で200万円で、しばらくして改修工事が終了。畳を新しくし新しい電化製品もそろえた。そして2000年も梅雨となり、あけると、暑い夏となり、夏休みは、クーラーの下で、ゆっくりとしていた。9月になり少し涼しくなった頃、景子さんが体調を崩した。産婦人科に言ったらと義理の母に敏和が言われ車で産婦人科に行くと妊娠が判明。

 出産予定日は、2001年2月22日と知らされた。それから敏和は、景子さんに気を使って動く様になって家事も手伝った。そして、2001年となった。初詣に行き、敏和は、奥さんの安産を祈願してきた。2月20日に景子さんが、近くの産婦人科病院に入院。22日、早朝、男の赤ちゃんが誕生し智一と名付けた。

 そして敏和は、景子さん両親と3人で病室を訪ねた。その後、景子さんは3月いっぱい産休を取り4月2日から会社に出勤しはじめた。敏和は、行きかえり運転して恵子さんの体を気にして身の回りの事まで気を使った。5月の連休、敏和は、1人で実家に帰り奥さんが妊娠したことを自分の両親に話した。

 敏和は、景子さんに初産だから夏休みも8月11日から18日まで7日間とるように話すと、承諾して会社に産休申請を提出した。そして、景子さんの実のお母さんが、酒屋が、忙しくない時には、家に来て、智一の面倒を見てくれて、非常に助かり、敏和がお礼を言った。
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