第23話:八橋さんが大船で循環器内科医院開業

文字数 1,654文字

 また天気の良い日に東京の銀座へ出かけてきますと言い18時に帰って来た。東京駅周辺の無料バスに乗って丸の内、日比谷、日本橋を何回も回ってきたとい楽しげに話していた。母が、もう一度、青春を楽しんでいる様だと言いながら、昔のつらい時の事を思い出し、目には、うっすらと涙を浮かべていた。ビールを飲んで、両親とも冬の横浜は、最高だと喜んでいた。

 そして2014年1月22日、楽しかったよ、本当にありがとうねと言い、孫たちに別れを告げて帰っていった。、また寒いシーズンに来るよと言って帰っていった。その後、25日、義理の両親が、やって来て今年も世話になるよと言い、父が、わざわざ、雪中梅の酒を持参してくれた。そして2月1日、土曜日の昼、横浜中華街に行くと春節の祭りに獅子舞が出ていた。

 義理の両親が、獅子舞の踊りを写真に撮っていた。そして今年も平日中心に、お安いランチを食べに来ていた。気に入った店も見つけた様で、楽しそうに2人で出かけていった。今年の2月8日土曜日に、義理の両親が八景島シーパラダイスへ行こうと言った。そこで、敏和が車を運転して出かけて、まず最初に見たのが、大きなジンベエザメ、その迫力に驚いた。

 その他に北極グマ、多くの種類のペンギンたちも愛らしくてとても可愛い。それらを喜んで見ていた。昼過ぎに八景島を見終わり昼食後、帰ってくる時、三渓園も見てみたいと言われた。そこで、立ち寄り、広い、お濠と美術館を見学した。特に、美術館の展示物には驚いていた。ここを1人で作ったと言うのだから信じられないよと義理の父が語っていた。

 そして、2月15日、孫たちが義理の両親に元気でねと別れの挨拶をした。すると、うれしいよと言い、義理の母が、涙を浮かべ本当に心の優しい良い孫だと言って横浜を後にした。この年、4月に、妹の豊子から電話が入り、一度訪問したいと言われた。4月20日10時に1人に面会予定となり、桜木町のみどりの窓口の前で、久しぶりに対面した。

 近く喫茶店に入り、今年の4月26日から八橋循環器医院を大船駅の近くに開業すると言われた。薬剤師1人と看護補助の女性1人と豊子と八橋賢三4人で、始めるそうだ。薬は、院外処方箋で、近くの薬局でもらうシステムと語った。その他、大船中央病院にも週に1回、循環器内科専門の先生として診察する事も決定したと報告。

 大船地区は、高齢者人口が多く、隣の戸塚、藤沢と患者数も見込めると話していた。お金の方はと、敏和が聞くと最近の低金利で銀行も医院開業には積極的に多額融資を受けてくれると話し、大丈夫と言われた。後は、患者さんが増えて、借金を返すだけだと笑いながら話した。今日は、開業先と開業が決まった事をお知らせしようと思ってきただけよと言った。

 敏和が、余計なお世話かもしれないが、決して無理するなと言い、経営が難しくなったが、旦那さんの就職口はいくらでもあるから、すぐに逃げろと忠告した。ご心配ありがとうと言い、また何かあったら、すぐ相談するので宜しくねと言った。開院祝いに、挨拶に行こうかと聞くと、心配ご無用、また何かわからない事があったら相談にのって欲しいと妹が言った。
 
 もちろんだと答えた。その後、昼食を食べながら、都会は、人口が、多くて医者にとっては、やりやすいと八橋賢三が、話していたと教えてくれた。月に1回は、横浜市大病院の循環器内科の勉強会へ、八橋が行くから、時間がある時には、3人で会いましょうと言うので了解した。帰り際、お前も旦那も体に気を付けてやれよと肩をたたいた。するとありがとうと言い去っていった。

 家に帰って、智一は、奥さんの優子さんに、八橋君が、ついに大船で開業することになったと伝えた。大船って人口は多いのと聞くので、古くから住んでる高齢者が多い地域で、循環器内科の患者さんが多く見込める地域だと説明した。東海道線、横須賀線が通り、1つ先は藤沢で、江ノ島、鎌倉も近い。また1つ手前の戸塚には、横浜市営地下鉄が来ているし便利な所だよと語った。
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