第33話:川崎に高度臨床検査センターにも建設

文字数 1,440文字

 トランプ米政権は5月、中国製の通信機器から機密情報が漏れるなどとした安全保障上の懸念を背景に華為技術「ファーウェイ」との取引を米企業に禁じる禁輸措置を実施。高速・大容量の第5世代「5G」通信網への移行を見据え、日本などの同盟国・友好国にも中国製の締め出しを求めたが、欧州などでは米国に同調しない動きもみられたが、日本は、以前として米国追従。

 春になり、パリの世界文化遺産、ノートルダム大聖堂で4月15日に火災が発生。高さ約90メートルの尖塔や屋根が焼け落ち失火とみられている。マクロン仏大統領は、5年以内の再建を目指す方針を示した。政府は10月、修復への寄付表明は半年間で計9億2200万ユーロ「約1100億円」に上ったと発表した。

 2019年4月、川崎北部、南部に2つの高度臨床検査センターの建設がビルの2室のテナントを借り、改修工事を開始し9月に完成。スタッフもそろって活動を開始したが宣伝不足のためか患者さんが少ない。そのため横浜での成功例をパンフレットにして、その施設の果たす役割と患者さんにとってのメリットを最大限、わかりやすく紹介した。

 4月30日0時の父親である第125代天皇明仁の退位 に伴い、令和元年「2019年」5月1日0時に、上皇となった父帝・明仁より皇位を継承し、日本国憲法および天皇の退位等に関する皇室典範特例法に基づき、第126代天皇に即位する。明仁から徳仁への皇位継承が、行われた。

 9月9日に台風15号が千葉市付近に上陸し、同市中央区で57.5メートルの最大瞬間風速を観測するなど風が吹き荒れた。千葉県内で約2000本の電柱が損壊したほか、送電用の鉄塔2本が倒壊するなどし、最大約93万戸で停電が発生。解消に約2週間を要し、市民生活に大きな影響が出た。10月12日には台風19号が静岡県に上陸した後、関東地方を縦断。

 気象庁は13都県に大雨特別警報を発表した。関東甲信と東北を中心に記録的大雨に見舞われ、河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ。死者は90人を超え、住宅被害は約9万戸に上った。長野市では千曲川の堤防が決壊し、大規模な浸水被害が発生。避難者数は一時約6千人に上ったほか、車両センターに止めていた北陸新幹線の10編成120両が水に漬かり使用不能になった。

 そして夏が終わり、秋、やがて肌寒くなった2019年11月7日の朝9時過ぎ、敏和の父、畑山敏則、73歳が自宅で急に胸が痛いと苦しみだし救急車で糸魚川病院に搬送されたと横浜の敏和の所へ連絡が入った。その知らせを聞き、敏和は、一人で、東京から北陸新幹線で糸魚川病院に13時過ぎに到着した。すると既に心筋梗塞の手術が終わって病室に移っていた。

 敏和が、比較的元気な顔で、ひと安心した。その後、手術した先生に呼ばれて、母と敏和が、説明を聞くと心臓の方は、多分これで大丈夫だと思うのですか脳血管も一緒に見たのですが脳梗塞の可能性も考えなければいけない。今回は、幸い脳梗塞を併発していませんでしたが、相当、脳血流もよくない状態ですと言った。当分、脳の方も診察するので3,4週間の入院となると語った。

 先生の話を聞き終えて、病室に帰ると、父、敏則が、最近、頭も痛くなる時があると告白。先が、短いかもしれないから実家の私の部屋の机の右の一番上の鍵のかかってる引き出しの中の封筒を読んでおいてくれと言われた。早速、その日のうちに、家に戻り、その封筒を見つけ、念のため、コピーをとって、原本を机の中に戻した。
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