第11話:米国同時多発テロと中越地震の詳細

文字数 1,642文字

「この頃になると、智一もハイハイだけでなく伝い歩きを始めて、愛嬌を振りまいて、冬の暗い家の中を明るい雰囲気に変えてくれた」。
「その後、2月22日となり智一の1歳の誕生日を家族5人で祝ってやった」。
「すると智一は、嬉しそうにはしゃぎ回っていて、多くの可愛い写真を撮った」。
 3月になり、徐々に雪が消え、4月になると庭の雪がすっかり消えた。

「休みの日、敏和は、智一を庭に出し散歩すると懸命に立ち上がったり転んだりして遊んだ」。
「5月の連休、鬼舞の敏和の実家に出かけ泊まりに行くと可愛い盛りの智一を見て、実家の両親は、大喜び」。
「近所を散歩すると多くの人の声かけられた」。
「そうして梅雨、夏になり夏休みは、鬼舞の敏和の実家で過ごして智一を海に連れていき、海水につけると手足をばたばたさせて大喜びしていた」。

「しかし、しばらくして誤って海水を飲むと泣き出してしまった」。
「家に帰ると少し疲れたのか可愛い寝顔を見せて昼寝をした」。
「おばあちゃんが、智一は、可愛いねと言い、じっくりとその寝顔を見た」。
そして連休が明けて、普段の日常が戻ってきた。2002年9月4日、敏和の奥さん景子さんが体調が悪いと産婦人科へ行くと妊娠と言われた。

 2003年3月25日が予定日と告げられた。その後、敏和は、自分の実家と奥さんの実家に景子さんの妊娠の話をした。これを聞いて両家とも喜んでくれた。数日後、景子さんの実家へ報告に行った。やがて日本海が時雨れ始め10月が過ぎ、11、12月の暗くて、寒い冬が、到来。買い物やその他、ほとんど全て、敏和が用事を済ませて景子さんは家にいた。

 やがて2003年。この頃、義理の母が、離れに来て、お手伝ってくれ本当に助かった。少しずつ雪国・新潟にも春の息吹が感じられる3月。3月23日近くの産婦人科病院に入院し、25日、女の赤ちゃんが誕生し畑山優子と名付けた。
「5月の連休、家族4人で鬼舞の畑山家に連れて行くと女子は、特に可愛いねと祖父母は、満面笑みを浮かべ、優子誕生を喜んでくれた」。

 その年の夏休みも家族4人で鬼舞の畑山家で過ごした。
「智一を海に入れると最初は、怖がって泣いたが、そのうちに、その冷たさが気持ち良いのか大人しく海に入った」。しばらくすると、朝晩が、肌寒くなり10月、11月と季節が進み12月の初雪から新潟は銀世界に入る。しかし、優子が誕生した家には来客が増えた。

 そして優子の寝てる所で忘年会をした。
「祖父母が、優子の寝顔を見ては笑顔になり美味しい酒を飲み忘年会をした」。
 数日後、2004年を迎えた。
「新年、風邪をひかない様、しっかり部屋を暖めて乾燥に気を付けていて2人の子供たちは風邪をひかずに冬を過ごした」。
 3月を迎え、周りの雪が消えていった。そして新潟の高田にも新しい春がやって来る。

 やがて草花が芽を出す時期となり4月が近づいてきた。そんな4月5日、早朝、証券会社の担当者から電話でヤフー株が急上昇してると言い140万円売りで良いのでは提案され、その条件で売りを指示。証券会社に電話すると140万円で売れたと言われた。しかし購入後、5回の2分割をしてるから32倍になり20株が640株になり、それらが全株が売れた。

 その結果、税引き後、約7億2千万円となったと言われ、あまりの金額に笑いが止まらかった。しかし、この情報は、その影響を考えて他言せず肉親にも知らせなかった。2004年10月23日18時少し前、畑山敏和と父が、上越市のSE化学での仕事を終えて帰り支度を始めた時、突然、大きな揺れを感じテレビの前には人だかりができた。

 長岡駅近くで脱線している上越新幹線や長岡市内でつぶれた木造家屋の映像が流れた。慌てて上越の工場でも各自が持ち場の被害状況を確認し始めたが、幸いに大きな被害をはなかった。しかし念のため工場は稼働停止。糸魚川の実家に電話すると大きな地震は感じたが棚から物が落ちる事もなく、被害はないと答え、安心し19時頃、自宅に帰った。
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