第22話:勝男がK薬品に就職し薫子がMT銀行へ

文字数 1,733文字

 奥さんは、ワインを飲んで、赤くなって沖縄って素敵と繰り返していた。レストランを出てホテルに向かうと、ちょうどラッシュアワーと重なり1時間半して20時近くにホテルに帰って来た。その後、部屋で、如月は、風呂に入った後、オリオンビールを空けて飲んだ。

 やがて21時過ぎ、眠くなりベッドに入り、夢の中へ。翌朝、朝食を終え、9時に、ホテルをチェックアウトして首里城へ向かった。そして手にしたパンフレット通りに首里城の門をくぐって、施設を回ると首里城の素晴らしさはもちろん、景色も最高。

 特に、城壁から眺める沖縄中部、北部と那覇市内の景色も絶景。10時過ぎ、首里城を後にして、那覇空港へ行き、レンタカー屋に車を返して、11時半に、空港に入り、昼食をとってから13時過ぎの飛行機に乗り16時半に羽田空港へ到着した。

 如月勝男は、4月に松本市南部のK薬品に就職して、働き出した。妹の薫子は、大手銀行に就職しようと、つぶれないと思われる巨大銀行のTM銀行、MS銀行、MZ銀行のいずれかに入りたいと考えた。そのため、まず、春休みにMZ銀行に2週間。

  次、7月にMS銀行に2週間、8月にTM銀行に2週間の研修アルバイトのを申請して許可された。その後、2週間の研修アルバイトを経験しTM銀行が、給料の良さ、支店の数、社風、規模の大きさ、将来性を考え合わせて一番良いと感じ、就職することを決めた。

 その後10月のTM銀行の就職試験を受けて合格し、TM銀行柏支店に勤め始めた。その後、電車を乗り換えて自宅には18時過ぎに到着した。子供達には、お菓子など、お土産を買ってきた。やはり、こっちの寒さは答えるもので、数日、寒さになれるのに苦労したほどであった。

 2015年11月9日、早朝、証券会社の担当者からSPDRのS&P500ETFが。25840円と高いので、売りと言われ同意し、全株成り行き売りを指示。9時に全株・千株を2584万円で、すぐ売れ、残金合計が、残金が5364万円

 やがて秋が来て冬となり2015年も終わりをつげ2016年となった。 2016年6月28日、早朝、証券会社の担当者からSPDR・S&P500ETFが。20590円と安いので、買いと言われ同意した。

 そして、2千株成り行き売りを指示。その後、千株、4118万円で買えた。これで残金が、19030万円となった。2016年8月8日、TM銀行の昼休み、如月薫子が、昼食を買うために外に出た。すると、急に、めまいと咳をして倒れた。

 救急車で運ばれ、診察した医者に光化学スモッグの影響かもしれないと言われた。そして、1日入院し翌日の検査の結果、回復したとわかり退院した。これを聞いた祖母の如月慶子が、千葉の夏は暑すぎるから涼しい所へ行きたいと如月達夫に電話した。

 その後、8月11日の祭日、如月達夫が、祖母の如月慶子と娘の如月薫子に長野県に引っ越さないかと提案した。祖父母は老人施設に週に2回通っていて転居してもかまわないが費用が、心配だと言った。それに対し、如月達夫が、金は何とかすると言った。

 薫子は、TM銀行に事情を話して転勤をお願いしてみると語った。8月18日、如月薫子が、家に帰って来た。そしてMT銀行、松本支店ならどうかと言われたと話した。それを聞き如月達夫が、兄の勝男も松本に住んでるから良いと言い早速、松本市内の養護老人ホームに電話した。

 調べると松本市内に住んでいて週2回のデイケアなら施設は、多い事が分かった。そのため、如月達夫と富子が、エスティマに乗って、松本へ行き、敷地60坪以上で建ぺい率60%、容積率200%の土地物件を探し始めた。不動産屋で、予算はと聞かれ2千万円位と答えた。

 それを聞き、この物件良いと言い松本駅まで自転車15分、徒歩30分、車で7分と言われた。中でも角地の67坪で、土地の売値が、1400万円の一番広い敷地だと話した。ここなら、ご両親と一緒に2軒の家を建てられると語った。

 内金をいただければ、取っておきますと言われた。内金の金額を聞くと、30万円で、結構ですと述べた。条件はと聞くと、半年以内に家を建てればOKで、もし、それ以降のキャンセルなら30万円をいただくと述べた。
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