第25話:家の内覧と「しずか」で内祝い

文字数 1,693文字

 家の中に入って構わないかと聞くとOK言われて、入ると1階が、広々としていた。2階が、のっかっているという感じであった。あんまり広々とした感じになってない事を聞くと、東京など、南の方では、その方が、見た目が、良いかもしれない。

 しかし、寒冷地では、無駄に広くして寒い思いをするより、こっちの方が暖房効率が良いと語った。女性たちが離れの両親の家へ行きと玄関の段差小さく、簡単なスロープを敷くと車いすで玄関から上がれる様に配慮してあった。

 リビングの床にしかけがあり蓋をあけると、こたつにできる様になっていた。これには、両親が驚いていた。大きな外の石油タンクも用意されていた。また家の台所に小さな部屋があった。ここには、米や食品、調理器具なども置いて屈まなくても取れる様に工夫したと説明した。

風呂は、あまり大きくない方が良いと2人用の風呂場になっていた。脱衣場にエアコンが、完備されていたのも両親が、こりゃ良いと語った。工務店の社長が、10月10日までに代金の4千万円を入金してくれば、お礼させていただくと告げた。

 そのサービスとは、2つの石油タンクに満タンの940リットルの灯油2回分の約1900リットルを19万円、差し上げると言われた。10月1日に引っ越せたら、その条件を飲むと如月達夫が、建設会社の社長に約束した。

 こうして内見会を終了し、この時期、美鈴湖の紅葉がきれいですよと言われ行ってみますと答えた。その後、別れて松本市内の蕎麦の名店、こばやしへ行き、新そばを味わった。その後、車で30分の美鈴湖へ行き、湖の水面に映る紅葉にうっとりして多くの紅葉の写真を撮ってきた。

 その後、アルプス公園、松本城公園を散策して予約したホテルにチェックインした。今夜は、地元料理の専門店に行くと、父が、語った。ホテルに入って、一休みしてから、18時にタクシーですぐの松本城近くの「しづか」に到着した。

 そこで、何が旨いか、店の人に聞くと、まず、冬は、おでんと焼き鳥ですねと言われ、人数分を注文。お奨めの酒を1升瓶でと注文した。酒の当てにはもつ煮も最高ですと言われ、2人分注文し漬物もだ飲んだ。そして飲み会が始まった。

もつ煮、おでん、焼き鳥は最強の酒の当てであった。女性たちが、何か野菜というとブロッコリーと信州味噌が、出てきた。これが実に旨い。酒も進み、今日はめでたいと言うと、何かあったのですかと聞かれた。

 実は、笹部に家を建てたというと、それは、豪気だと笑顔になり、おめでとうございますと言うではないか、さらにご機嫌になり酒が進んだ。信州名物の信州サーモンの刺身はいかがと言われ、注文した。

 その後も楽しく飲み続けて1時間が過ぎた頃、お腹空いてきませんかと言われ、何が、お奨めと聞くと焼きおにぎりと言われ、人数分注文。たれ醤油のかかった、おにぎりが、こんがりと焼けて香ばしい香りと共に届けられた。それを、かじりつくと懐かし味で、実に美味しい。

 男性たちは、2つも注文した。2時間くらいして、最後に店の大将が、新築祝いに信州そばを提供しますと言い、しめに新そばをいただくと、その触感が実によく、笑いながら、如月達夫が、大将、商売上手ですねと言うと、ありがとうございます。

 こちらに引っ越してきてからも、是非、ご贔屓「ひいき」に願いますと、挨拶した。その後、精算して、ホテルに帰った。すると、直ぐに、ベッドに入って、寝てしまった。翌朝、かなり酒を飲んでしまったので、朝9時に起床してゆっくりと朝食を食べた。

 その後、日帰り温泉をホテルで聞くとホットプラザ浅間ならタクシー1メーターで行ける言われ、営業は10時からと聞き、それに合わせて出かけた。そして11時に戻って来て、ホテルの精算を済ませた。ホテルを出発し松本インターから中央高速で途中で、1回、休憩を。

 14時過ぎに柏の自宅に帰った。その後、10月1金曜日、引越屋さんに来てもらい、自宅から荷物をトラックに運んだ。その後、10月3日、9時頃に松本市笹部の新居に荷物を運んでもらう事にした。14時には、如月達夫の家と両親の家の荷物を運び出した。
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