第24話:建築業者訪問と諏訪大社見学

文字数 1,796文字

 わかった、ありがとうと言い、その建築業者の事務所を後にした。その後、諏訪に行って昼食を食べて仙人風呂で有名な片倉館に入った。館内は、素敵な絨毯張りで、周りは、もみじの紅葉が、鮮やかで、思わず写真を撮った。

 その後、ゆっくりと温泉につかり13時半に湯から上がりアイスクリーム、珈琲、紅茶を飲んでゆっくりした。さすがに、仙人風呂は、素敵だったが、あまりにも深いので、怖かったよと祖母が言った。でも情緒があり、素敵だったと語った。

 湯上りで火照ったので、諏訪湖の湖畔を少し歩いた。15時過ぎには、諏訪湖畔の予約したホテルにチェックインした。すると、祖父母と運転した如月達夫は、仮眠をとった。翌朝どこへ行くかと聞くと、祖父が、原田泰治美術館と言った。

 その後、夕食会場へ行き19時半から夕食を食べて21時に部屋に戻って来て、ビールを飲んで、諏訪湖に、昔、さだまさしも住んでいたんだってと話した。そこには、農村の風景が描かれた、とても、のどかな絵がいくつもに描かれて心が、落ち着く感じがした。

 また桜や桃の花が、実に生き生きと描かれて懐かしさを呼び起こしてくれると語った。翌朝、起きて、上着を1枚羽織って、諏訪湖を散歩して、ホテルに戻って来て、朝食を食べた。そして、今日は、諏訪大社を巡ってから家に帰ろうと父が、みんなに話した。

 最初に、諏訪大社下社春宮に行って大きな石仏をお参りして境内を一回りしてきた。大きな。しめ縄が、印象的だった。その次、近くの諏訪大社下社秋宮に行って日光東照宮のような本殿を拝礼してきた。ちょうどこの時期、諏訪大社下社秋宮の奉献菊花大会を見ることができる。

 素敵な白、黄色、桃色の大輪の菊の花を写真に収めてきた。その後、諏訪湖の反対の南側の諏訪大社上社前宮へ行くと側道の脇の沢を流れる清らかな水に興味を持った。

 そして、子供たちが、沢に手を入れて冷たいと言いながら、はしゃいでいる光景が、実に愛らしく感じられた。諏訪大社上社前宮の神紋、穀「かじ」の木を眺めた。最後に諏訪大社上社本宮へ向かい、車を置いて、大きな鳥居をくぐった。

 すると左側に長野県の英雄、東信出身の雷電為衛門の銅像が見える。狛犬もやはり風格が違う気がする。外廊下も風情があり歩くと気持ちが良い。ここでは、本宮一之御柱を見学してきたが、実に風格が、あるものだ。その他、相撲の土俵が、作られているのも興味深い。

 その近くの神楽殿の大太鼓も迫力があり、素晴らしい。ちなみに、この大太鼓は、元旦の朝だけ打ち鳴らされるようだ。最後に神宮遥拝所に行き、拝んで、外に出てきた。上社本宮には、本殿が、設けられていない。本宮の神体は、現在、守屋山と一般的に認識されている。

 しかし、明治時代の始まりまでは諏訪明神こと建御名方神の「御正体」『依り代』とされた諏訪氏出身の大祝「おおほうり」が、上社の神体ないし現人神として崇敬「すうけい」されていた様だ。4つの諏訪大社の見学を終えて近くのカフェで、一休みした。

 珈琲、紅茶、ジュースを飲んだ。その後、諏訪南インターから中央高速に入り東京へ向かった。その後、談合坂上りサービスエリアに昼過ぎ到着して昼食を食べて13時過ぎに出発。15時過ぎに柏の自宅に帰った。その後、11月、12月が、過ぎて、2017年となった。

 この年の3月に松本の建設業者に母屋を建坪46坪の150平米の5LDKの家と、30坪の2LDKの平屋の住宅を廊下で結ぶ形で建てて欲しいと連絡した。その後、図面のやり取りをして3月中旬に決定して4月から建設を始める事にした。

 9月30日までには、完成させると言い、費用は、4千万円で、できるだけ豪華な設備をつけるという約束をしてくれた。そして、その完成予想図も送られてきた。そして、如月薫子は、MT銀行松本支店への転勤を9月30日付で、お願いした。

 この頃、如月勝男は、入社4年目、業務管理課改善係長に任命され、年収が、700万円となった。その後、9月16日、早朝、6時、如月達夫は、両親と薫子を乗せて松本へ向かった。10時に松本南インターを出て依頼した建設業事務所へ行った。

 ほぼ、完成しましたと告げられ、一緒に新築の家を見に行った。現場に行くと駐車場は、3台分ですと言われた。現場に到着すると、9月末までには、完成できますと、建設業者の社長さんが、来て、言ってくれた。
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