第21話:世界情勢と如月夫妻の沖縄旅行

文字数 1,724文字

 テロ組織イスラム国は、3万人超の戦闘員を擁するとみられ、壊滅には、長い時間と費用が掛かるとみられた。そのため、人口密集地帯にいることで、その被害にあう可能性が高いと危惧し、始めた。

 パキスタン北西部のペシャワルで2014年12月16日、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」が、軍運営の学校を襲撃し生徒ら140人超が死亡。パキスタン軍は6月以降、北ワジリスタン地区でパキスタンタリバン掃討作戦を展開し、学校襲撃はその報復とみられる。

 シャリフ首相は「子供を標的とした残忍な事件だ」と非難。「テロ組織を駆逐するまで軍事作戦を継続する」と述べ、掃討作戦を強化する意向を示した。TTPと関係が深い隣国アフガニスタンの反政府勢力タリバンも「罪のない人々、子供や女性を故意に殺害することはイスラムの基本に反する」と異例の非難をした。

 年末、日本にとって朗報が入った。それは、青色発光ダイオード「LED」の開発で、赤崎勇名城大教授と天野浩名古屋大教授、中村修二米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が、ノーベル物理学賞を受賞した。

 世界の消費電力の4分の1が照明に使われる中、LEDが資源節約に貢献したと高く評価された。赤崎さんは基礎研究をリード。天野さんは開発のカギ「窒化ガリウム」の結晶を作製、中村さんは実用化を推進した。

 「20世紀中は不可能」とされた青色LEDの登場で、光の三原色がそろい用途が拡大。消費電力が少なく、白熱電球や蛍光灯に代わる照明のほか、携帯電話のディスプレー、交通信号などに広く使われている。こうして2015年を迎えた。

 この頃、如月夫妻は、資産ができたので進学塾を土日、数名やるだけにして平日は、時間ができたので、夫婦で、秋葉原へ行って音楽を聴いたりしに出かけた。さらに、冬の寒い時期、沖縄に出かけてくると言い、2月3~6日まで沖縄旅行に出かけた。

 2月3日、朝、柏おおたかの森駅から列車で秋葉原へ行った。そこで、JRに乗り換え、浜松町駅からモノレールで、空港へ90分で、到着し10時前の那覇行きの飛行機で昼過ぎに那覇空港へ到着。那覇空港のレストランで昼食を食べて、ゆいレールで、県庁前駅で降りた。

 そして、予約したホテルにチェックインした。その日は、壺屋やちむん通りを散策して、シーサーの焼き物やティーカップなどを見て回った。その後、牧志公設市場へ入ったが、臭いに負けてすぐ出て来た。

 タクシーの運転手に、大きなデパートか、スーパーはないかと聞くと、高級品ならリウボウ、デパート、品数と店の多さでは、おもろ町のサンエーと言った。それでは、サンエーへと言い、タクシーで10分ほどでサンエー那覇メインプレイスに到着した。

 確かに大型スーパーで大勢の人たちが来ていた。品ぞろえも多く、価格も安い。早めに夕食を食べて、映画を見ようという事になった。奥さんが美女と野獣を見ようというので、付き合うことにした。そして22時近くになり、タクシーでホテルに帰って、ビールを飲んで床に着いた。

 翌日は、レンタカーを借りて、那覇から北上して名護、本部町へ、花見に出かけた。かなり山道を上って本部町、伊豆味クメノサクラの名所にたどり着いた。その他、珍しい白い桜が見ることができた。また、琉球カンヒザクラもあると教えられた。

 その後、近くの八重岳の桜並木を見に行くと、琉球寒緋桜は、白と濃いピンク色の2種類あって、実に鮮やかで、素晴らしいものである。また。1月下旬から2月上旬の厳寒期が、満開のシーズンである。如月夫妻は、膨大な琉球寒緋桜の写真を撮った。

 その後、昼食を食べて、帰りは、北側の道を南下して恩納村へ向かった。そして1時間弱で、美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジに到着して一休みした。ここが日本かと思うほど派手な場所で、数件回り飽きた。次、海側にある素敵なホテルが目に入った。

 そのホテルに興味を持ち入った。その他、数件ホテルめぐりをした。あまりに素敵なホテルであり、眺めていると暗くなった。そこで一番、気に入ったホテルのレストランで夕食を食べ、静かに、灯りに照らされる海を眺めているとロマンティックな気分になるのは不思議である。
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