第26話:松本に家と勝男が、結婚?!

文字数 1,650文字

 そして、翌朝5時に如月達夫にエスティマに5人が乗って柏の家を出て常磐道にはいった。そこから首都高速、中央道を走り、途中2ケ所のサービスエリアで休憩を取って、8時に松本の新居に到着すると、少しして、大型トラック2台が到着した。

 若者が、新居に荷物を運び込んでくれ置く場所を指示し12時半には、全て終了。そして、引っ越しそばを注文して昼食を食べた。その後、家の中の整理整頓を開始していると建築してくれた会社の棟梁がやってきた。そして入金の事を聞くので来週月曜日に入金すると告げた。

 それを聞き、わかりましたと告げて引っ越し祝いと言い手下げ袋を置いていった。そこには、信州そばが、たくさん入っていた。これは、助かると奥さんが喜んだ。その後、奥さんが、足らないものなどをメモして買い出しに出かけた。松本の商店街まで車で12分と便利である。

 そうして10月3日中に、ほぼ、必要なものはそろった。風呂を沸かそうと思い、火をつけると、ついて、お風呂が、沸いた。あの建築屋さんが、入金してくれると信じて、灯油を満タンにしてくれたのだ。そうわかると嬉しい気持ちになった。

 そして、この日は疲れて、風呂に入ってからビールを飲んで21時、床についた。翌朝10時にTM銀行松本支店から建築屋の大将の口座に4千万円を送金した。その時、娘の薫子が、恥ずかしそうに、こっちを向いて、笑顔をくれた。

 その後、自宅に帰ると、建築屋の大将から自宅に入金のお礼の電話が、入った。その日の晩に息子の勝男が、新居に来て凄いねと驚いていた。いつでも戻ってこられるというと礼を言った。そして、会社の女性と付き合っているという話をし、来年、夏には結婚したいと語った。

 これを聞いた母が、驚いた。しかし薫子は、勝男に見かけによらず手が早いのねと笑った。そうして今週金曜の夜、勝男が、彼女の逆井茂子さんを実家に連れてきた。彼女は松本の郊外、山形村出身で22歳、地元の松本工業高校を卒業してK薬品に就職したと聞かされた。

 その後、家から一番近い介護老人施設までは車で10分で、その他、車で20分以内に8軒の介護老人施設があることが判明して、両親を連れて、何処にするか決めることにした。週に2回デイケア先も決まった。こうして2018年が、明けた。

 勝男と逆井茂子さんを実家を訪れて結婚式を2018年4月28日に松本駅近くのホテルと語った。1月になると、松本の冬は想像以上に寒い。最低気温が、約-12℃、最高気温が14度で寒暖の差が26度もある。2月の、最低気温が、約-10℃。

 最高気温は、約13℃で、寒暖の差が23度もある。寒暖の差が、激しい。しかし、最高気温が13、14度と暖かいのは、助かり昼間は、日当たりの良い南の部屋は、暖房なしでも20度になる。つまり、夜間の暖房をしっかりしておけば、問題ないのである。

 そのために夜間はヒーターを弱くして加湿器を寝室でつける様にして眠れるようになった。10時頃から洗濯物を干せば、乾きが早く助かった。3月になると最低気温が、マイナスの日がなくなり、4月になるとが最高気温が30度を超える日差しがとても強いことが、わかった。

 やがて4月28日、如月勝男と茂子さんの結婚式開かれ92人の参列者となった。如月の関係者が45人で逆井さんの関係者が57人であった。如月の関係者は、日帰り組が多かった。如月勝男と茂子さんの新婚旅行は、沖縄旅行に決めた。

 松本駅から列車で名古屋へ行き、名古屋空港から飛行機で那覇へ飛んで3泊4日の新婚旅行となった。その後、勝男から電話で、5月12日に実家に迎えに行くから、一緒に山形村の逆井茂子さんを実家に来て欲しいと言われ了解した。

 その日の8時過ぎに来て父が勝男の祖父母と妹の薫子の5人で勝男の車の後をついて行った。13分、約9キロ離れた逆井家に到着。家に上がり如月の両親が挨拶し、祖父母も紹介した。そして、逆井茂子さんのお父さんが、山形村農協の理事をしてる地元の名士である事が判明。
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